2017年11月16日の報道より
鉄砲水に見舞われているアテネの様子
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ギリシャの首都アテネを中心とした地域が、現地で経験したことのないような豪雨に見舞われ、その雨によって発生した洪水で非常に大きな被害が出ています。
大雨によって洪水になること自体はどこでもあり得ることですが、今回のギリシャの洪水は、あまりにも急激に多くの雨が降り、降水の発生もあっという間だったようで、家の中などにいた人が、そのまま洪水に飲み込まれてしまったケースが多かったと報じられています。
当日の気圧配置などを見てみますと、ギリシャの地域では考えられないような、まるで台風のような低気圧が形成されていたことがわかります。
11月15日のギリシャの気圧配置図
洪水の後には、アテネ周辺の各地に廃墟じみたな光景が広がりました。
アテネの市長は「まるで聖書に書かれてある災害のようだ」とメディアに述べ、ギリシャのチプラス首相は、被害のためにこの日を「国家の日」と宣言し、支援を約束しました。
いまだに現地に近づけない被災地もあり、被害の規模はまだ拡大する可能性があると予想されています。