2018年1月1日 米国ミシガン州アナーバー市
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2017年の 12月下旬以来、アメリカの広範囲が、北極からの冷たい大気による歴史的な寒波と大雪に見舞われていることを、先日の記事、
・ほとんどの地域が氷点下の気温を記録するという驚異的な寒波に包まれた2018年新年のアメリカ…
2018/01/02
でご紹介しましたが、雪や氷に閉ざされた光景があちこちに出現している他に、極めて低い気温の中でのみ出現する現象である「光柱」がアメリカ各地で見られています。
特に、1月1日にミシガン州に出現した光柱は、アメリカ本土に現れたものとしては珍しいほど明るく色彩の派手な、とても印象的なものでした。
2018年1月1日のミシガン州の光柱
寒ければ寒いほどきれいになるというわけではないにしても、「大気中の氷の量が多いほど光の反射も多くなる」とは言えそうですので、気温の低さと光柱の明るさには関係はあると思われます。
冒頭のミシガン州のアナーバーという場所は五大湖近くにあり、その地域の 1月1日の気温分布を見ますと、そのあたりのこの日の最低気温は氷点下 20℃から 30℃の間くらいだったようです。
1月1日のアメリカ各地の最低気温
・Meteociel.fr
このような異様な気温の中で、光柱が多発しているということになります。
そして、このミシガン州にさらに激しい寒波がやってくることがアメリカの報道で述べられていました。
1月4日のミシガン州ローカルメディアの報道より
現在までのものよりさらに激しい寒波となりますと、いよいよ北極で暮らしているのと変わらないような状態となってきそうですが、どうなりますでしょうかね。