40% Of Marines Refuse COVID-19 Vaccine
最近、アメリカの CNN が入手した資料によって、
「アメリカ海兵隊員の約40%がコロナワクチン接種を拒否した」
ことがわかりました。
以前、以下の 2月の記事で、アメリカ軍兵士の3分の位置がコロナワクチンの接種を拒否していることと、「歴史的なその理由」についてふれました。
アメリカ軍兵士の3分の1がコロナワクチンの接種を「拒否」していることが公式に確認される
投稿日:2021年2月22日
今回のデータにより、海兵隊に限れば、拒否した兵士の率はさらに多いということになります。
「軍人が命令に従わない」というのは不思議な感覚を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、すべてのコロナワクチンは「アメリカで正式承認されていない」ために、強制することはできないのです。
以下は、先ほどの過去記事に記しました、アメリカ国防総省の統合参謀本部副作戦部長の言葉です。
「ファイザーとモデルナによって製造されたワクチンは、アメリカ食品医薬品局によって正式には承認されておらず、緊急時にのみ使用を認可されているものであるため、国防総省が、軍人や職員たちにこのワクチンの受け入れを義務付けることはできない」 (Stars and Stripes)
アメリカの海兵隊は、一般的な陸軍、海軍、空軍というものと異なり、「海外での武力行使を前提」としていアメリカの特別な軍隊であり、いわばアメリカ軍のエリートですが、その多くがコロナワクチンを拒否したようです。
コロナワクチンが緊急承認ではなく、「正式承認」されれば、軍人たちは国防総省の命令に従わざるを得ないですが、現時点でのコロナワクチンは、アメリカの公式機関からひとつも正式承認を受けておらず、接種命令に従う義務はありません。
正式承認には数年かかり、仮にそれまでに、効果の有無、有害事象の有無などが明らかになった場合、正式承認はされない可能性がありますので、それまで「永遠の緊急承認」の中で接種が続けられると思われます。
以下、アメリカ CNN の報道です。
海兵隊員のほぼ40%がCovid-19ワクチンを拒否した
Nearly 40% of Marines have declined Covid-19 vaccine
CNN 2021/04/10
4月9日に CNN に提供されたデータによると、米海兵隊員のほぼ 40%が Covid-19 ワクチン接種を拒否している。
4月8日の時点までで、約 75,500人の海兵隊員が二回の完全なワクチン接種か、あるいは一回目のワクチン接種を受けた。しかし、約 48,000人の海兵隊員がワクチンを接種しないことを選択した。これは、率として、38.9%となる。
CNNに提供された別のデータによると、ノースカロライナ州の有名な海兵隊基地の1つであるキャンプ・レジューヌでのワクチン拒否率は 57%とはるかに高かった。
キャンプ・レジューヌ基地の 26,400人の海兵隊員のうち、15,100人がワクチン接種を受けないことを選択した。これには、第2海兵遠征軍と東部海兵隊基地の両方が含まれる。
海兵隊の広報官ケリー・フラッシャー大佐は声明のなかで、「Covid-19 ワクチンが広く受け入れられることで、パンデミックに打ち勝つための最善の手段が提供されることを十分に理解している。パンデミックに対処するための鍵は、ワクチンの信頼を築くことである」と述べた。
フラッシャー大佐は、海兵隊員たちがワクチンの接種を拒否する可能性のあるいくつかの潜在的な理由があると述べた。
CNNは先月、アメリカの軍人のワクチン接種の拒否率が 50%に近い可能性があると報告した。これは、国防当局が公に使用した 33%の数字よりも著しく高い。
現在、コロナワクチンは、アメリカ食品医薬品局からの緊急使用許可しか持たない(正式承認はなされていない)ため、これらのワクチンを軍人に対して義務化することはできない。
つまり、軍人たちには Covid-19ワクチンを拒否する選択肢がある。
当局は、ワクチンを躊躇している場合のほとんどは、ワクチンが開発された速度についての懸念と長期的な影響への恐れから生じていると述べる。
先月、民主党の議員グループは、ジョー・バイデン大統領に「(軍人に対してのワクチン接種に対して)インフォームドコンセントの放棄」を発行し、すべての米の軍人メンバーに Covid-19 のワクチン接種を義務付けるよう求めた。
議員グループは「偽の情報とワクチン懐疑論」は、他の軍メンバーにも、ワクチン接種を拒否する影響を広げかねないとしている。