・3月3日 竜巻通過後のテネシー州ナッシュビル ABC 5News
アメリカ南部にあるテネシー州で 3日未明に複数の竜巻が発生しました。
この竜巻により、テネシー州の主要都市のひとつであるナッシュビルなどを含めて、当局によると少なくとも 25人が死亡しました。
建物やインフラの被害は甚大で、竜巻通過後の早朝にナッシュビルに広がった様子は、廃墟そのもののような光景といえます。
米テネシー州ナッシュビル
・Google Map
現在、ナッシュビルなどの学校は閉鎖されており、公共交通機関も停止していると報告されています。数万世帯が停電となっており、地元当局によれば、ガスの匂いが強く漂っていて、住民に危険が及ぶとして、ナッシュビル地域に避難所を開設していると報じられています。
・WFSB
ナッシュビルでは、空港でも多くの航空機が竜巻に破壊された様子が伝えられています。
たつまきに襲われた時は、テネシー州を含む 14州で大統領選の予備選挙が一斉に行われる「スーパーチューズデー」の数時間前でしたが、ナッシュビルを含む地域での投票の開始は、道路の閉鎖や停電、投票所の損傷のために 1時間遅れたと伝えられています。
このような惨状では、投票に行けなかった人も大変に多かったと思われます。
アメリカで最も多く竜巻が多く発生するのは、一般的に 5月から 8月で、3月上旬にこのような致命的な竜巻が発生するというのは、珍しいとはいわないまでも、ごく普通とは言えなそうです。
そして、3月上旬からこのような竜巻の被害が出ているということは、この先のアメリカでも相当数の竜巻被害が発生する可能性もあるのかもしれません。