・7月24日 米ワシントンの連邦議会議事堂。 Scott Thuman
アメリカの首都ワシントンDCが、7月24日、前例のない悪天候に見舞われました。豪雨を含む悪天候でしたが、最も印象的だったのは「落雷の発生数」でした。
NASA や NOAA (アメリカ海洋大気庁)によるプロジェクトである落雷発生状況をリアルタイムでモニタリングするワシントンDC・メトロエリア・ライトニング・マッピングアレイ (Washington, DC Metro Area Lightning Mapping Array)によれば、この 7月24日、午後8時から 10時頃までの 2時間ほどのあいだに、「 12万 6500回の落雷」が発生していたことが示されていたことが報告されています。
7月24日の8時21分-55分のワシントン周辺の落雷状況
・lightning.nsstc.nasa.gov
ワシントンにおいて、このような落雷発生は前例がないことだそうですが、実は、アメリカでは、この前日に、
「ニューヨークの自由の女神像に対して何度も何でも落雷が発生していた」
ことが報じられていました。
7月23日 ニューヨークの自由の女神
・Mikey Cee
これは実際には動画で撮影されたもので、以下のような感じでした。
https://youtu.be/u-uFQ6vqPH0
何だか、アメリカではいろいろなことが起きていますが、ただ、落雷ということに関しては、どの地域でも、この数年は激しく増加し続けています。
アメリカも、以下のような記事のように、落雷は増加し続けていたようです。
アメリカの落雷での死者数が近年最高レベルに上昇中 (地球の記録 2016/08/24)
それにしても、今回の「ワシントン」と「ニューヨークの自由の女神」への激しい落雷というのは、何だか象徴的であることは確かです。