123年ぶりにサンフランシスコの低温記録が更新されたことを伝える報道
カリフォルニア州を含むアメリカの西海岸が、11月の末にかけて、これまでの記録にないほどの寒波、そして地域により時期としては記録的な大雪に見舞われました。
2019年11月28日 カリフォルニア州アローベアにて
・LA Times
通常は温暖なサンフランシスコでは、11月28日に気温が 8.8 °Cを記録しましたが、これは 123年前の 1896年11月27日に記録された気温と並びまして、時期として観測史上最も寒い1日となりました。
11月26日 カリフォルニア州ヨセミテ公園にて
・ktvu.com
また、サンフランシスコのノースベイと呼ばれているエリアでは、各地で氷点下の気温となり、ノヴァト空港では -5°Cに達しました。
アメリカ国立気象局によると、サンフランシスエリアで、これまで最高気温が最も低かったのは、1932年12月11日の「最高気温 1.6℃」でしたが、この日、ノースベイでは、「最高気温 -2.7℃」を記録し、サンフランシスコでの観測史上「最低の最高気温」が更新されました。
それと共に、サンフランシスコ周辺の高所や山岳地帯では大雪が降り、ディアブロ山サンタルシア山脈などで、最大で 76cmの積雪がありました。
11月28日 カリフォルニア州サンタ・ルシア山にて
・Max Reese
11月28日 サンフランシスコ近郊のディアブロ山にて
・sfgate.com
今後のカリフォルニア州は、気温はやや高くなっていく予想となっていますが、それでも通常以上の寒さと大雨と強風による悪天候が続くようです。
アメリカの寒波と悪天候は、ついにカリフォルニアまでも襲い始めているようで、この秋から冬は、アロリカのほぼすべてが、寒波と何らかの悪天候に見舞われたということになっているようです。