ニューヨーク州立大学とニューヨーク州立保健省が最近発表した「子どもへのファイザー社ワクチンの有効性の調査研究」の論文で、
「 5歳から 11歳の子どもの 1ヵ月後の有効性は 11%だった」
ことが示されていました。
論文は以下にあります。
オミクロン変異体の出現後のニューヨークの 5〜11歳と 12〜17歳の子供におけるBNT162b2ワクチンの有効性
Effectiveness of the BNT162b2 vaccine among children 5-11 and 12-17 years in New York after the Emergence of the Omicron Variant
どうやら、若い世代ほど、オミクロン株にはワクチンはほぼまったく効果がないようです。
その一方で、副作用だけはたくさん出るようで、CDC へのワクチン有害事象報告では、5歳から 17歳までの有害事象報告は以下のようになっています。
・12歳から17歳の有害事象報告 24,712件(データ)
・9歳から12歳の有害事象報告 4,879件(データ)
・6歳から9歳の有害事象報告 2,934 件(データ)
以下の記事にあります。
[定期]米CDCへの2月18日までのワクチン接種後の死亡報告は 24,402件。有害事象報告は 1,134,984件。8歳の男の子が接種後に多系統炎症性症候群で死亡
地球の記録 2022年2月27日
論文を報告していたアメリカの臨床試験系メディアの記事をご紹介させていただきます。
ファイザーの mRNAワクチンは、幼児の COVID に対して低い有効性しか示さなかった
Pfizer mRNA Vaccine Exhibits Low Efficacy Against COVID for Young Children
trialsitenews.com/ 2022/03/01
ニューヨーク州立大学アルバニー校公衆衛生学部と、ニューヨーク州立保健省が、2月28日に発表した論文は、ファイザー社の mRNAベースの COVID-19ワクチン(BNT162b2)の、子どもに対してのオミクロン感染に対するワクチンの有効性の低下を示した。
研究チームは、5歳から17歳の子どもたちの COVID-19の結果を含む、ニューヨーク州のデータベースを介してデータを利用した。
5〜11歳の子どもではワクチン有効性は 11%だった
研究者たちは、ファイザー社の mRNAベースのワクチンを 2回接種した後、オミクロン感染に対する有効性が約 67%から、5〜11歳の子どもでは 2回目の接種を受けてから約 1か月後にわずか 11%に低下したことを発見した。有効性が大幅に低下していた。
12〜17歳の子どもたちに対するワクチン有効性は 66%から 51%に低下し、11歳と 12歳の子どもの間では劇的に異なる結果が得られた。
研究者は以下のように述べる。
「オミクロン変異体が優勢である間、感染に対する防御性は 5〜 11歳のニューヨーク州の子どもたちで急速に低下し、完全ワクチン接種後 1か月後までには防御力が低下した」
この研究では、2022年1月30日までにニューヨークで完全にワクチン接種された 5歳から11歳までの 23.4%、数として 365,502人の子どもと 12歳から 17歳までの 62.4%、852,384人の子どもがが研究対象となった。ワクチン接種からの期間の中央値は 51日と 211日だった。
幼児に対するファイザー社の mRNAワクチンの有効性の低さは、特に心筋炎が若者 の懸念事項 として浮上しているため、幼い年齢層に対するワクチン接種方針に疑問が投げかけられている。
この研究の著者たちはワクチンの有効性の低下を記録しているにも関わらず、潜在的な安全性の問題に言及することなく、継続的なワクチン接種を推奨している。
北欧地域などの保健当局は、安全上の懸念から、12歳以下の子どもには mRNAベースのワクチンを推奨していない。
小児に焦点を当てた集団予防接種では、子どもが重篤な疾患で直面する実際のリスクと、接種上での安全リスクに対する利点を考慮に入れた徹底的なリスクと利点の分析を含める必要があるだろう。
幼児へのワクチン損傷のリスクは、深刻なオミクロン感染症の影響を最も受けにくい幼児に対するワクチン接種の利点と比較検討する必要がある。