大量死 異常な現象 疾病と感染症

長期コロナ後遺症患者の、実に「30%」が心筋の異常を患っていることがドイツの研究で判明。スパイクタンパク質が原因ならワクチンでは?

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高率で心筋の異常が見出される

ドイツの複数の大学病院の医学者たちの研究が、

「長期のコロナ後遺症患者の 30%が心筋の異常を持つ」

ことが見出されました。

これは相当な確率であり、また心筋の損傷は再生されないということもあり、懸念される事態だとは思います。

論文は以下にあります。

SARS-CoV-2感染症の急性期後の後遺症の評価のために臨床的に紹介された患者の心臓MRI所見
Cardiac MRI Findings in Patients Clinically Referred for Evaluation of Post-Acute Sequelae of SARS-CoV-2 Infection

 

概要には以下のようにあります。

概要

持続性または再発性の心血管症状は、長期にわたる新型コロナウイルス感染症または SARS-CoV-2 感染症の急性後遺症(PASC)の特徴の 1 つとして特定されている。

この研究の目的は、PASC の臨床的証拠により心臓 MRI に紹介された患者における心臓異常の有病率と程度を判定することだった。

これを調査するために、2つの三次医療病院は、2年間に PASC の疑いで心臓 MRI のために紹介されたすべての患者を特定し、遡及的にこの研究に組み入れた。 以前に既知の心疾患を患っている患者は除外された。

これにより、合計 129 人の患者 (63 人、51% が女性、年齢 41 ± 16 歳) のコホートが得られた。 患者の大多数 (57%) は正常な心臓の結果を示し、活動性心筋炎や急性心筋梗塞を患った患者はいなかった。

しかし、患者の 30% には非虚血性心筋線維症の証拠があり、これは正常な成人集団における有病率を上回っており、心筋炎の既往歴の可能性が PASC 設定における持続的な症状の説明となる可能性があることを示唆している。

mdpi.com

 

このニュースが気になったのは、これらの心筋の異常の原因がスパイクタンパク質だとした場合、

「ワクチン接種の集団ではどうなのだろう」

ということでした。

仮に同じような高い率で心筋に影響を与えるのだとすれば、5年、10年のあいだにどのようなことが起こり得るのかということは気になります。

心筋炎の 5年生存率は、 50%とされています。

このドイツの研究を取り上げていた記事をご紹介します。




 


ドイツの研究で、新型コロナウイルス感染症の長期感染者の30%が非虚血性心筋線維症を患っていることが判明

German Study Find That 30 Percent Of Individuals With Long COVID Have Non-Ischemic Myocardial Fibrosis
thailandmedical.news 2023/06/26

ドイツのヨハネス・グーテンベルク大学マインツ大学医療センターの研究者たちが主導した最近の研究で、新型コロナウイルス感染症の長期的な影響について驚くべき発見がなされた。

この研究では、長期のコロナ後遺症 (Long COVID)患者の実に 30パーセントが、非虚血性心筋線維症として知られる生命を脅かす可能性のある状態を患っているという驚くべき数値が判明した。

非虚血性心筋線維症は、心筋内の瘢痕組織の存在を特徴とする状態であり、心不全、不整脈、さらには死に至る可能性がある。

この研究結果は、新型コロナウイルス感染症の長期心血管合併症について深刻な懸念を引き起こし、SARS-CoV-2感染症の急性後遺症(PASC)の重症度を明らかにした。

この包括的な研究は 2年間にわたって実施され、ドイツの 2つの権威ある三次医療病院が参加し、PASC の臨床的証拠により心臓 MRI を紹介された 129 人の患者が参加した。研究者たちは、新型コロナウイルス感染症の心臓への影響だけに焦点を当てるため、既存の心臓疾患を持つ患者を除外した。

その研究結果は驚くべきものであると同時に憂慮すべきものだった。

患者の 57パーセントは正常な心臓の結果を示し、感染からの回復の可能性を示したが、コホートのかなりの部分は非虚血性心筋線維症の兆候を示した。

この発見率は、正常な成人集団におけるそのような線維症の有病率を大きく上回っているため、特に憂慮すべきことだ。

ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ大学医療センターの研究主任研究員であるモリッツ・C・ハーフマン博士は、これらの発見の意味について懸念を表明した。

「ロングコロナ患者の 3分の 1近くが非虚血性心筋線維症の兆候を示していたことを発見して驚きました。これは、心筋炎の病歴、つまり心筋の炎症が、持続する症状の一因となっている可能性があることを示唆しており、これらの患者が経験していることです」

新型コロナウイルス感染症は主に呼吸器疾患として知られているが、重篤な心血管合併症を引き起こす可能性があることを示す証拠が増えている。

今回の研究結果は、新型コロナウイルス感染症の長期的な影響に関するさらなる研究と、長期にわたる新型コロナウイルス感染症に苦しむ個人に対する効果的な治療戦略の開発の必要性を浮き彫りにしている。

ハーフマン博士は、患者のケアと治療におけるこれらの発見の重要性を強調した。

「私たちの研究は、COVID-19後に持続する心肺症状を伴う患者の評価における心臓MRIの重要性を強調しています。非虚血性心筋線維症の兆候を特定することで、これらの患者の生活の質を改善するための標的を絞った介入や治療を提供できる可能性があります」

このドイツの研究は警鐘として機能し、世界中の医療専門家や研究者たちに対し、ロングコロナ患者の心血管合併症の調査を優先するよう促している。







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