2017年7月23日の米国ウェザーチャンネルの報道より
激しい悪天候の発生傾向は、日本を含めて世界中に広がっていますが、北太平洋上で「8つの熱帯低気圧が同時に発生する」という希な現象が起きています。
どのくらい希かというと、「観測史上初めて」というほど珍しいことだと思われます。
Sponsored Link
冒頭のウェザーチャンネルのタイトルには「 1974年以来」とありますが、 1974年の場合は、9月11日に「5つの熱帯低気圧が発生した」という事象があったとのことで、今回の8つというのは、少なくとも近年ではなかったことのようです。
熱帯低気圧の発生状況としては、下のようになっています。
発生した位置がちょっとわかりにくいかと思いますので、エリアに対応する地図を載せて起きたいと思います。
太平洋で発生した8つの熱帯低気圧
・Weather Channel
それぞれには、名称がつけられていて、太平洋のアメリカ側で発生した熱帯低気圧が、左から、
・フェルナンダ (Fernanda)
・グレッグ (Greg)
・テン-E (Ten-E)
・ナイン-E (Nine-E)
と名づけられ、アジアに近い西太平洋で発生したほうは、
・ノール (Noru)
・クラップ (Kulap)
・ローク (Roke)
・8-W (Tropical Depression 8-W)
となっています。
この状況を見ていますと、海や大気の条件が同じようなままで続くのならば、この夏はこれからも台風やハリケーンが非常に多い状況が継続する可能性があります。
場合によっては、太平洋に面する各国や地域は「覚悟の夏」というものと直面することになるかもしれません。