7月20日のウクライナの報道より
ロシア南部が現在大変なイナゴの襲来を受けていまして、おそらくは「過去最悪レベルの規模と被害」となっていると考えられます。
下の動画は、ロシア南部のダゲスタン共和国で、道路を走行中の車がイナゴの大群と遭遇した際のビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ga98rDSN0TE
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この数年、気温の変化によるものなのか、ロシアではかつてはなかったようなイナゴの大群の発生がたびたび起きています。
昨年 2016年の夏も、ロシア南部のソチなどでイナゴの大群が発生したことを、
・ロシアのリゾート地ソチで、同国では前例のない「イナゴの大群に街が侵略される」という事態に
2016/07/05
という記事などでご紹介したことがあります。
しかし、今年の夏の大群の規模は、それらと比較にならないもののようで、現地の報道では「ダゲスタン共和国だけ」で 100万ヘクタールの土地と農地が影響を受けていると報じています。
100万ヘクタールというのは、東京ドーム 20個くらいの面積になりますでしょうか。
7月20日のロシアの報道
このイナゴの大群は、ロシア南部からウクライナのクリミア半島などの広い地域に影響を与えているようで、下は報道から推測できる、現在イナゴの襲来により影響を受けていると考えられる場所です。
イナゴの襲来が発生していると考えられる地域
・Google Map
ロシア当局は、殺虫剤散布を含む対策に臨時予算を計上して対策にあたり始めていますが、どの程度効果が出ているのかは明らかではありません。
殺虫剤をまく農家の人たち
イナゴの大群に農作物が荒らされるというのは、聖書の十の災いにも出てくるほど影響が大きなものですが、それが最近、世界中に広がりつつあるように感じます。