2020年02月19日 午後3時
患者数 75,725人
死者数 2,126人
中国での致死率 2.8%
中国以外の感染者数 1149人
中国以外での致死率 0.7%
日本の感染者数 705人
2020年2月20日の新型コロナウイルスに関しての主な報道
・中国政府がエアロゾル感染を認める
・日本の厚労省職員と内閣官房職員が感染
・クルーズ船を下船して入院中の日本人乗客2人が死亡
・北海道で5人目の感染確認
・福岡市で感染確認
・韓国で感染者が急増
・中国での致死率が2.8%を超える
新型コロナウイルスに関しましては、以下の In Deep の記事でふれましたが、遺伝子解析から「以前から何度も日本に入っていた」ことがわかりました
つまり、以前からたくさんの日本人が感染している可能性が高いと思われます。
ということは、少なくとも若い人では重症化する可能性はあまりないと思われますが、感染力が強力なのと、高齢者などに致命的であることもあり、もう少しの間、最新情報を続けようと思います。
昨日から今日にかけての特筆すべきニュースは上に示した通りで、まず、中国政府が「エアロゾル感染を認める」という報道がありました。
中国国家衛生健康委員会は19日、新型コロナウイルスの感染ルートについて、従来の飛沫感染と接触感染に加えて、霧状に浮遊する粒子に混じったウイルスを吸引する「エアロゾル感染」の可能性があるとの見方を示した。中国政府が公式見解で認めたのは初めて。(産経新聞)
そして、20日、厚生労働省は、新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の船内で事務業務をしていた、厚労省の40代男性職員と内閣官房の30代男性職員の計2人の感染が確認されたと発表しました。
また、クルーズ船を下船して入院中の日本人乗客2人が死亡したことが報じられています。神奈川県に住む87歳の男性と、都内に住む84歳の女性です。
各地のニュースとしては、北海道で 5人目の感染が確認され、福岡市でも、九州として初めて感染が確認されています。感染が確認されたのは福岡の男性で、海外渡航歴なしということで、感染経路は不明です。
海外では、韓国で感染者が急増しています。ロイターは「新型ウイルス、韓国での感染計82人に 大邱市長「前例のない危機」」という記事で以下のように伝えています。
韓国疾病予防管理局は20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに31人確認されたことを明らかにした。韓国の感染者は計82人となった。
新たに確認された感染者のうち23人は、検査で陽性となった61歳の患者が通っていた大邱の教会と関わりがあるという。
大邱広域市の権泳臻(クォン・ヨンジン)市長は、250万人の市民に対し、屋内にとどまるよう求めた。
複数の当局者によると、教会の礼拝に参加したそのほか1000人強のうち少なくとも90人に症状が出ているという。
権市長は記者団に対し、「われわれは前例のない危機にある。その教会の全信者を検査する予定であり、全信者には家族から隔離した状態で自宅にとどまるよう既に要請した」と述べた。
・感染が判明した女性が通っていた大邱の教会前を消毒する係員たち。
韓国の新型コロナウイルスも感染力は強大のようです。
また、中国での致死率が 2.8%を超えていまして、時間と共に少しずつ致死率が上がっています。
しかし、中国以外での致死率は、現在のところ 0.7%以下です。