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「雲の上に何かがいる」 : ロンドン=ワルシャワ間の上空で撮影されたものの正体

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ロンドンからワルシャワへ飛んだ旅客機の上空で撮影された写真

・MUFON

イギリスのロンドン・ヒースロー空港からポーランドのワルシャワへの航空便の上空で、「雲の上の何か」が撮影されました。

少しアップにしますと、下のような感じです。

 

通常、航空機は、上空 8000メートルから 10000メートルくらいのところを飛んでいるわけですので、そういう場所での雲の上の光景ということで、果たしてこれは何なのかということが議論されています。
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これで思い出しましたのは、昨年 2016年、やはりヨーロッパの上空で旅客機の中から撮影された写真です。

下のようなものでした。

2016年1月に高度1万メートルの雲の上から撮影された写真

dailymail.co.uk

確かに何かがあります。

この形状から、「雲を上をロボットが歩いている」などと大いに話題になったものでしたが、結局、何かはわかりませんでした。

いろいろな可能性があるとはいえ、「高度はほぼ1万メートル」という場所に該当する可能性を考えるのは難しいと思われました。

その後、いろいろな可能性が取りざたされる中、「ドイツの石炭発電所の煙の可能が高い」という話が出てきたのでした。

私はよく知らないのですが、発電所の冷却塔からの煙は相当高い上空にまで上がるそうで、実際に、雲の上にまでのぼる発電所の煙の様子がよく撮影されます。

雲の上に立ち昇る発電所の煙

metabunk.org

そして、当時の旅客機のルートを調べると、その途中に、ドイツのクラフトワーク・スタージンガー石炭発電所という発電所があることがわかりました。

metabunk.org

この 2016年の雲の上の「巨大なロボット」は、この発電所の煙なのではないかいう推測が最も支持を得るものとなっていきました。

今回の「雲の上の何か」も、やはりドイツ上空を通過していまして、そういう関係のものなのかもしれません。

今回の旅客機のルート

・Google Map

 

普通に考えますと、上空1万メートルともなると、煙が届くのは難しいとも思いますが、天候の条件などによる部分もあるのかもしれません。

それでも、実は地球には、火山の噴火以外には「地面から数千メートルもの上空に向かう力」はないですので、雲の上に「何かがある」というのは、やはり珍しい光景だとは思います。

そんなわけで、この「正体」の正確なところは今なおわからないままです。







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