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米アマゾンが、携帯サービス用人工衛星を「3000機以上打ち上げる」計画を発表

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2021年の宇宙ゴミの分布。 NASA




 

計画通りに進めば、地球上空の人工衛星の数は1万を超える

アマゾンが、先週、以下の発表を行いました。

 

「今後 5年間で最大 92回の打ち上げを行い 3,236基のブロードバンド衛星群を配備する」

 

計画通りに進めば、今後、早い段階で、「またも急速に携帯サービス用の人工衛星の数が増える」ことになります。5年間で 92回の打ち上げを計画しているのなら、来年あたりまででも、地球上空を周回する衛星の数は「指数関数的に増えていく」可能性があります。

以前、In Deep の記事で書きましたけれど、今現在で、すでに地球上空の人工衛星の数は以下のような増え方をしているのです。2016年頃から急増しているのは、ほとんどが携帯サービス向けの衛星です。

1957-2022年の人工衛星の運用数の推移

cellphonetaskforce.org, In Deep

以下の記事にあります。

[記事] 人工衛星の数が過去数年で急増し、「7000基」を突破した模様。その多くが携帯用途であり、地球にかつてない強力な放射を……。人体への影響は?
 In Deep 2022年12月18日

 

この 2021年時点で 7000の衛星という数が、

「あと数年で、1万を超える」

可能性が高くなっています。そのほとんどが、高速通信用のブロードバンド衛星です。

先ほどリンクした記事にもありますけれど、以前からのデータで、衛星の数が増加すると共に「体調不良」を訴える人たちが明確に時期的にリンクして増えていることが伝えられています。

最近、報じられたニュースでは、435,000人以上のイギリス居住者を観察した 2019年の報告書で、EMF 過敏症 (電磁波過敏症)の率が以下のように報告されたと伝えています。

英国での電磁波過敏症の率

・軽度の過敏症 人口の 5 ~ 30 パーセント

・中等度の過敏症 1.5 ~ 3 パーセント

・重度の過敏症 1.5 パーセント未満

ommegaonline.org

それぞれ最大値をとれば、たとえば、人口 1億人で、携帯ネットワークが非常に進んでいる国を想定しますと、

・3,000万人が軽度の電磁波過敏症

・300万人が中等度の電磁波過敏症

・150万人以下が重度の電磁波過敏症

となります。

結構な率だと思いますが、今後、さらに携帯サービスの人口衛星が、加速度的に増加していき、地球上が 5G電波で濃縮されていくというのは、なかなか逃げ場がない世界になりますねえ。

宇宙ゴミ(スペースデブリ)も今後、指数関数的に増えそうです。

NASA によると、2021年5月の時点で、2万7000個を超える宇宙ゴミが確認されています。

アマゾンの人工衛星計画についての米エポックタイムズの記事です。




 


アマゾン、スペースXに匹敵する数千機の衛星を打ち上げる大胆な計画を発表

Amazon Announces Bold Plan to Launch Thousands of Satellites, Rivaling SpaceX
Epoch Times 2023/07/21

アマゾンは 7月21日、イーロン・マスク氏のスペースXスターリンクサービスに対抗するため、数千機の衛星を打ち上げる計画を発表した。

アマゾンは、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターの旧シャトル着陸施設に、将来の地球低軌道ブロードバンド衛星ネットワークであるプロジェクト・カイパーのための 1億2000万ドル (約 140億円)の施設を設立している。

この 10万平方フィートの施設は、現地で衛星を製造するのではなく、近くのケープカナベラル宇宙軍基地で打ち上げられる衛星の準備に使用される。

「私たちは、プロジェクト・カイパーの本格的な生産開始と初期の顧客パイロットを開始するという野心的な計画を持っており、この新しい施設は、そのスケジュールを達成する上で重要な役割を果たすでしょう」と、カイパー生産オペレーション担当副社長のスティーブ・メタイヤー氏は声明で述べた

スペース・フロリダ (※ 米国政府機関)との協定では、平均給与 8万ドル (約 1100万円)で最大 50人の雇用、建設中は 300人の雇用が約束されている。メタイヤー氏は、これらの従業員は世界中の何千万もの顧客を結び付けるという同社の使命において重要な役割を果たすだろうと述べた。

これは、NASA との 30年間の不動産契約を通じてスペース・フロリダによって管理されている発射着陸施設への最初の大規模な商業的事業となる。以前は「プロジェクト・コメット」として知られていたが、この施設のテナントは今まで謎のままだった。

スペース・フロリダの取締役会の議長であるジャネット・ヌニェス氏は、「このパートナーシップは、宇宙への玄関口としてのフロリダの評判を高めるだけでなく、打上げ着陸施設を航空宇宙イノベーションの最高の場所に変えるというスペース・フロリダの使命を加速させることにもなる」と述べた。

ケネディ宇宙センターでの式典で、ヌニェス氏は他の州選出議員やアマゾン幹部らとともに、建設の一部となる桁に名前を署名した。式典は1月に施設の起工式が行われた際に行われた。

 

3,000 を超える LEO 衛星のコンステレーション

アマゾンのプロジェクト・カイパーは、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス (※ ロッキード・マーティン社とボーイング社の合弁事業)、アリアンスペース、そしてアマゾンのジェフ・ベゾス氏のもう一つの宇宙ベンチャーであるブルー・オリジン (※ ベゾス氏が設立した航空宇宙企業)と提携し、 5年間で最大 92回の打ち上げを行い、 3,236基のブロードバンド衛星群を配備することを目指している。

衛星の量産は 2023年末までにワシントンにあるアマゾンの新工場で開始され、スペースコースト施設が最終準備と打ち上げを担当する。

フロリダ州の新しい衛星処理施設では、衛星の出荷を処理し、打ち上げの最終準備を行い、ブルー・オリジン社のニュー・グレンやユナイテッド・ローンチ・アライアンス社のバルカン・ケンタウルスのような重量物運搬ロケットを含む打ち上げロケットと衛星を統合する。

アマゾンの目標は、スペースXのスターリンクに匹敵する衛星ネットワークを構築し、高速かつ手頃なブロードバンドを世界中に提供することだ。

アマゾンはフロリダ州運輸省から建設費に対するマッチング補助金を受け取り、スペース・フロリダが家主の役割を果たしている。

スペース・フロリダは、打ち上げ着陸施設を航空宇宙イノベーションの最高の場所に変えることを目指している。

アマゾンの公共政策およびコミュニティエンゲージメント担当バイスプレジデントのブライアン・ヒューズマン氏は、フロリダ州のロン・デサンティス知事(共和党)とその政権、そして地域パートナーとともに、インフラへの投資、労働力訓練、プロジェクト・カイパーの使命を可能にする経済環境の育成に感謝の意を表明した。

この衛星処理施設は、航空宇宙産業への州のインフラ投資を 20年末までに 100億ドル (約 1兆4000億円)に増やすというスペース・フロリダの取り組みの一環だ。

フロリダ州にあるアマゾンの新しい衛星施設は、米国の宇宙産業への継続的な投資の一環だ。米国のプロバイダーであるブルーオリジンとユナイテッド・ローンチ・アライアンス社から重量物打ち上げロケット 77機を確保しており、ほとんどの打ち上げはフロリダで行われる。







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