2018年12月24日 山腹から激しい噴火を起こすエトナ火山
12月22日にインドネシアのクラカタウ火山が大噴火を起こし、その影響と見られる津波で大きな被害が出たばかりですが、12月24日、イタリアではエトナ火山が大噴火を起こしました。
・dibi
イタリア・エトナ火山の場所
・Google Map
エトナ火山そのものは、頻繁に噴火を起こす火山であり、21世紀に入ってから 5回噴火を起こしていますが、今回の噴火は「側噴火」とか「山腹噴火」と呼ばれる、火山の山腹から発生する噴火です。
このエトナ火山で側噴火が起きたの数十年ぶりとのことで、フォーブスの記事によれば、このような側噴火で懸念されるのは「噴火による山腹崩壊」だそうです。仮にそのようなことが起きた場合、エトナ山は海に面していますので、状況によっては崩壊した山腹が海に崩落して「津波が発生する」可能性があります。
やや状況は違うとはいえ、インドネシアのクラカタウ火山で発生した「火山の噴火による津波」が、このイタリアでも起きる可能性はゼロではないようなのです。
海から見るエトナ火山
そのようなこともあり、今後の噴火や火山の変化の状況によっては警報などが発令される可能性もあります。
この噴火により、エトナ火山に近いカターニア空港は現在閉鎖されています。また、飛行に関しての上空の状況は「コードレッド」と示されており、最高ランクの警報が発せられています。
どうもこう、年末が近づき、世界中の火山活動が唐突に活溌化してきた感じです。