コロンビアの報道より
迫り来る津波のようなものを見る住民たち
コロンビア北部の沿岸の村で、津波「のような」現象が発生したことが報じられています。
そして、この津波のような現象は、その発生源が今もわからないのです。
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津波のようなものが発生したのは、コロンビア北部のマグダレナという地域の2つの村といくつかの地域です。
マグダレナ
・Google Map
津波のようなものが去った後のマグダレナの村
現地の報道によれば、この津波のような現象が起きたのは 7月19日のこと。
現地時間の午前 8時過ぎ、何の予兆もなく、最大で高さ 50センチメートルの「津波のような現象」がマグダレナの広範囲に達したのだそう。
道路を遡る水
この津波のようなものが引いた後には「海岸線が一時的に約 100メートル後退した」のだそうです。
これらの現象だけ見ていると津波そのものですが、「地震は起きていない」ということがあり、当局は原因を調査しているようです。
原因についての結論は出ていませんが、コロンビアの専門家たちの見解として、
・海中で地滑りなどが起きた
・熱帯低気圧の影響
などが言われています。ただ、海岸線が後退したという点では、熱帯低気圧の影響は考えにくく、「地滑り等の海中での地殻の異変」によるものだという感じが強いかもしれません。
あと、まあ、今回はそれはないとは思いますが、
・小惑星など天体の海中への衝突
というのも、このような津波を作るかもしれません。
このような地震ではないタイプの津波はその発生を予想できませんので、似た現象で「大規模なもの」が発生した場合、該当地域は突然被害に遭うということになりそうです。