地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー

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日本を直撃しそうな台風21号が「カナダに季節外れの大雪を降らせる」予報。ジェット気流とテレコネクションのもたらす不思議な結果

   

2017年10月19日のカナダのウェザーネットワークより


Distant typhoon poised to bring snow to Canada this month

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台風21号(英語名:ラン / Lan )が、日本列島に近づきつつありますが、カナダの気象報道で、冒頭のように、

「台風21号がカナダに雪を降らせる」

という内容の気象予報が報じられていました。

数千キロ離れた場所での台風がカナダに影響を与える? と思いましたが、記事を読み、これが「ジェット気流」の存在により起こり得ることだと知りました。

その理由が図としてわかりますのが下のものです。

ジェット気流を介しての台風21号のカナダへの影響


theweathernetwork.com

ジェット気流により台風21号の影響が北米にまで及び、気候の大きな変化をもたらすということのようです。

冒頭の記事から翻訳して抜粋します。

ウェザーネットワークの記事より

台風ラン(台風21号)は、今後数日間で急速に激化し、今週末に日本列島あるいは日本の沿岸を脅かす恐れがあるスーパー台風(カテゴリー4から5に相当)になる可能性が高い。

この強力な台風はカナダから数千キロ離れているが、北米の気候パターンに影響を及ぼす。

このように遠く離れた地域で気象の相互の効果がある現象について、気象学者たちは「テレコネクション(遠隔相関)」と呼んでいる。

よく知られたテレコネクションの古典的な例にエルニーニョ現象(南部振動)がある。赤道太平洋の水温と気圧にパターンに関連するこの現象は、北米の天気に大きな影響を与える。2015年から 2016年までのカナダで温暖な冬が続いたのも、エルニーニョのためだった。

西太平洋の台風は、さまざまなタイプのテレコネクションを起こしうる。これは、台風21号がジェット気流上を通過してから 6日から 10日後の北米で気象パターンがどのように変化するかについての重要な手がかりを与えてくれる。

台風21号は日本の北西でジェット気流の根に熱を汲み上げる。 これによりベーリング海からアラスカ湾とブリティッシュ・コロンビア湾と通過していく中で、より冷たい寒気が南に移動する道を切り開く。

これにより、北米の五大湖にかけて、10月の末までに冷たい大気が入り込み、カナダに雪や寒波をもたらす可能性がある。カナダとアメリカの東部では気温が下がる見込みだ。

このような感じとのことです。

下のように、いろいろなものが北米へとジェット気流でもたらされるということのようであります。


theweathernetwork.com

ジェット気流は最近興味のある事柄のひとつですが、「アジアの台風が、北米に雪と寒波をもたらす」という影響を持つことを初めて知りました。

ところで、このウェザーネットワークでも、「台風21号は東京を直撃する」というシミュレーションとなっていました。

台風21号の10月23日の位置予想(ウェザーネットワーク)


theweathernetwork.com

場合によって、この数日内の日本は記録的な台風経験となるかもしれませんが、その数日後に台風21号の影響で北米の一部で雪となる。

地球の仕組みは興味深いです。

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