2018年1月19日 トルコ南東部マルディンにて
マルディンの街が真っ赤に染まった様子を撮影した動画
https://www.youtube.com/watch?v=1zPNT9b9SUc
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前回の記事はトルコについてのものでした。それは、
・トルコの各地で過去50年間で最大の降雪。その大雪の中に出現する非現実的な白い世界
地球の記録 2018/01/20
というもので、トルコの東部、西部、北部、中部などの広範囲で、この数日、「記録的な雪」が続いているというものでした。雪は、1月19日の時点でも続いている地域が多いようです。
そんな中、雪の影響を受けなかったトルコ南東部のマルディンという街が、その 1月19日に「この地では、かつて経験したことのない砂嵐」に見舞われました。
砂嵐に見舞われるという語感からは「景気が茶色になる」という雰囲気がありますが、この時のトルコの砂嵐は「街を真っ赤にした」のでした。
1月19日 トルコ南東部マルディン
トルコ・マルディンの場所
・Google Map
このマルディンのあるトルコ南東部は、シリアやイラクなどの砂漠と近いために、砂嵐が起きること自体はそれほど珍しいことではないのかもしれませんが、このように「真っ赤になる」ということは大変珍しいことのようです。
赤の濃さは地域や時間帯によって違ったようですけれど、本当に赤い場所では、下のように「血のような大気」というような状態になっていまして、ちょっとした幻想風景的な光景が広がっていたようです。
その同じ 1月19日のトルコ中央部では、雪が降り続けていることが報じられています。下は、トルコ西部イズミルの 1月19日の様子です。
1月19日 白で染められたトルコ西部イズミル
イズミルは、ギリシャに近い本来なら温暖なリゾート地です。
今のトルコは、かたや「赤」、かたや「白」という、ふだんはどちらもトルコではあまり展開しない色で染められているようです。
どちらも一応は「異常気象的」な現象とはいえそうで、そして、今後数日中にさらに寒波と荒れた天候がヨーロッパから中東の一部地域までに影響を与える可能性があるようで、トルコでは荒れたこの冬の光景がまだ続く可能性が高そうです。