2016年1月3日の報道より
雪のほとんどないスイスのスキーリゾート 2017年1月2日
・AFP
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この冬、スイスが記録的な雪不足に見舞われています。
スイスの気象当局によると、2016年 12月の降水(雪)量は、観測が開始された 1864年以来の過去 153年間で最も少なくなっていて、「異常に乾燥した 12月」となっているとのことです。
異常な少雨・少雪は、スイス全域に及んでいて、現在も状態が続いていますが、特に、スイス西部では 12月の降雪量がほぼ「0」だったようです。
他にも、スキーリゾートで有名なアルプス南部などでもほとんど雪が降っていない状態の模様。
そのため、現在のスイスのスキーリゾートでは、ほんの少しの雪の上で、スキーやスノーボードを「敢行」するというような形となっているようです。
雪を求めてさまよい歩くスキーヤーたち
・AFP
その積雪量は、グラフで見ると、平年とは「比較にもならない」ことがグラフからわかります。
1864年から2016年までの「12月の積雪量」の比較
2016年12月のところを拡大すると下のようになります。
2016年12月の降雪量は、たった 2ミリメートルで、過去 153年間の 12月の平均積雪量の 90ミリメートルと比べると、45分の 1の積雪量となり、場所によっては、それ以上に降っていないということです。
この状況に対して、スイスの気象局は「現状は極めて稀です」と述べています。
高気圧による晴れた天候は続いていて、今後どうなるのかは正確にはわかりません。