2016年06月30日 コロンビア・カルタヘナ
最近は、世界中で荒い気候が続いていますが、それを象徴するのが、今年になってからの「超巨大積乱雲」の発生頻度です。
この超巨大積乱雲は、気象用語では「スーパーセル」と呼ばれていますが、あまり一般的な名称ではないですので、ここでは超巨大積乱雲とさせていただきます。
冒頭の超巨大積乱雲は、コロンビアのカルタヘナという場所で、6月30日に撮影されたものです。
コロンビア・カルタヘナの場所
・Google Map
この日、カルタヘナの各地で、この光景が撮影されました。
下は、Facebookにアップされた動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=8-cITzwofiM
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別の角度から撮影された下の写真は、太陽の光と合わさり、何とも言えない迫力を見せてくれます。
2016年6月30日 カルタヘナ
ちなみに、この光景は、ある映画と似ています。
それは、1996年の第 17回ゴールデンラズベリー賞で最低脚本賞にノミネートされたことに多くの人が納得した映画として名高い『インデペンデンス・デイ』というSF映画のワンシーンと似ているのです。
巨大な UFO が地球に侵略にやって来る様子を陳腐なストーリーで描いたこの作品の中で、ニューヨークのビル群の上に雲を突き抜けるかのように超巨大 UFO が上空に現れるシーンがあるのですが、コロンビアの超巨大積乱雲は、そのリアル版を見ているかのようです。
下は映画のシーンからです。
映画『インデペンデンス・デイ』より
・Independence Day
下は、コロンビアの超巨大積乱雲です。
2016年6月30日のコロンビア・カルタヘナの光景
現実がSF化していっている感じですが、超巨大積乱雲は、荒れた天候の象徴というような響きもあり、気候異変の最中のこの夏は、まだまだ各地でこのような光景を見ることができそうです。
楽しみですね。