2019年12月11日 アメリカ・ミネソタ州グランドマレーにて
アメリカでは、この冬、地域的にとんでもなく低い気温が示される場所が各地に出現していますが、気温が極端に低くなった場合に起きる現象のひとつとして「大気中の氷粒が作り出す美しい光学現象」があります。
光柱がその代表ですが、12月11日、米ミネソタ州のグランドマレーという街では、早朝、気温が -18℃まで下がる中で、夜明けの太陽が、
「ロウソクの炎のような状態で上昇」
したという現象が起きました。
これも、大気中の氷粒に太陽の光が反射して起きている光学現象で、英語では、「サン・キャンドル(Sun Candle)」と呼ぶようです。
ロシアや北極圏など、気温が非常に低くなる場所では、稀に出現する現象ですが、アメリカ本土では珍しい感じがします。
下は今年 1月にロシアのタタールスタン共和国に出現したサン・キャンドルです。
2019年1月7日 タタールスタン共和国にて
・fobosplanet
北半球はこれからが真冬の本番となり、地域によっては大変に寒くなると予測されている場所も多く、このような「氷粒が作り出す光の光景」は、さらに各地で目撃されることになりそうです。