インドネシアの地震と津波の被害の拡大を伝えるシンガポールの報道
インドネシアのスラウェシ島で発生したマグニチュード 7.6の大地震の被害が急激に拡大しています。
地震直後の報道などについては、以下の記事で記しています。
インドネシア・スラウェシ島での地震と津波による死亡者が「数千人」にのぼる可能性 : 2004年スマトラ沖地震、2011年東日本大震災以来の甚大な津波被害に、この21世紀の地球を思う
この地震は、大きな津波を伴ったことにより発生直後から多数の被害が確認されていましたが、地震発生 3日後の 10月1日には、死亡者数が 1200名を超えたとインドネシア国家防災庁により発表されました。
しかし、この被害数はパルという町の話でして、最も大きな津波が押し寄せたと考えられる震源地に近いドンガラという町については、
「いまだに被害の詳しい情報が入っていない」
ということで、被害はさらに大きく増える可能性が高くなっています。
国家防災庁によれば、現在までに、パルとドンガラを中心として、240万人が人道援助を必要としているとのことです。
パルとドンガラの場所は以下となります。
・Google Map
死者 1200名という、すでに大変な規模の災害となっているインドネシアの今回の地震ですが、当局の報告から考えると、今後明らかになる被害は、これをはるかに上回るものになる可能性が高くなってきました。
10月1日時点のパルの様子をご紹介します。
最大の被災地となっている可能性のあるドンガラの様子はいまだにわかりません。
2018年10月1日 地震による津波発生後2日目のパル
・Jewel Samad / AFP
・Jewel Samad / AFP
・視覚中国