2018年3月10日の米国立気象局ネバダ州エルコ支局のフェイスブックより
・US National Weather Service Elko NV
そのページで公開されていた雲
・US National Weather Service Elko NV
Sponsored Link
アメリカ国立気象局のネバダ州エルコにある支局のフェイスブックに、「奇妙な雲」が撮影されたことが記事で紹介されていました。
・US National Weather Service Elko NV
撮影されたのは、ネバダ州にある「バトル・マウンテン」というやや勇ましい感じの名前の場所です。
私はこのバトルマウンテンという名称を初めて知りまして、「そんな山があったのか」と思って調べてみますと、山ではなく「町の名前」のようです。
下の場所にあります。
ネバダ州バトルマウンテンの場所
・Google Map
紹介されていた写真にあるものは確かに変な雲なんですけれど、アメリカ国立気象局のそのページには、「蹄鉄雲だと思われる」と記されていました。
あるいは、これは気象用語では「馬蹄渦」というものが雲として見えているというようにも言われるようでして、2017年12月のウェザーニュースの記事に、東京の国分寺で撮影された同じような現象の写真が掲載されていました。
2018年12月9日 東京・国分寺市上空
また、アメリカ国立気象局のフェイスブックのコメント欄にも、アメリカで撮影されたいくつかの同じような雲が言及されていました。
2017年に米ウィスコンシン州上空で撮影された雲
2017年に米ユタ州上空で撮影された雲
現象的には、上昇気流と水平に発生する渦の組み合わせによるものだそうで、その中でこういう大気の流れが空中にあった時に雲が発生していると、このような現象としてあらわれるという説明になるようです。
いずれにしても、ふだんはほとんど見られることのなさそうなもののようで、そういう大気の現象もあるのだなと知りますが、ただ、昨年から急に出現し始めているというあたりには、自然か、あるいはそれ以外も含めての「変化」の出現の形態なのかもしれないとも思います。