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コロナ感染により「精子数が劇的な低下を示す」ことを述べた研究を知り、その原因がスパイクタンパク質である場合、ワクチン後の世界の出生率の推移は…

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40%近く減少

新しい論文ではないですが、昨年 6月に、「コロナ感染後の男性たちに長期の精子数の減少が見られる」ことを見出した研究が、米ミネソタ大学のニュースリリースで発表されていました。

感染治癒後、 3ヵ月以上、精子の数が極端に減少したままであることがわかったというものです。

なお、論文でもニュースリリースでも、「新型コロナウイルス感染症」という言葉だけで進めており、「スパイクタンパク質」という言葉は出てこないのですが、昨年 4月にドイツの研究者たちが発表した論文で、スパイクタンパク質が、卵巣と精巣の「全領域に分布」していることが示されていました。スパイクタンパク質は、分布した範囲の組織を攻撃します。

マウスの卵巣と精巣におけるスパイクタンパク質の分布(紫に光っている部分)

この論文をご紹介した記事は以下です。

[記事]ショッキングなドイツの研究論文:スパイクタンパク質は、骨髄から血管から本体まで「脳のあらゆる部位から検出され」それらは一様に脳組織を破壊していた
In Deep 2023年4月12日

 

また、2年ほど前に、カタールの研究者たちが、

「コロナが、精子形成に不可欠なタンパク質を攻撃している」

ことを突きとめていました。SPANXN4 という名称のタンパク質です。

以下の記事でご紹介しています。ほぼ 2年前の記事です。

[記事]コロナあるいはスパイクタンパク質が、ヒト精子の形成に不可欠であるタンパク質「SPAN-X」に干渉し、男性の生殖能力に極端な低下をもたらす可能性があることが最新の分析技術により判明
In Deep 2022年2月16日

 

しかし、スパイクタンパク質の影響による具体的な「精子数の減少率」について知ったのは、今回ご紹介する研究が初めてだと思います。最大で、40%近く精子数が減少していました(正確には、37.5%)。

とはいえ、もともと、主要国の男性の精子の数は減り続けていまして、特に環境中のマイクロプラスチックなどの化学物質が生殖機能に大きなダメージを与えていることがわかっています。

[記事]「人間の精子の数は2045年までにゼロになる」:何にでも含まれるプラスチック化学物質がヒトの生殖機能を殺し続けている事態が、年間15億廃棄されているマスクでおそらくは加速中
In Deep 2021年3月29日

こういう観点からも、どのみち、地球の、特に主要国の出生率が上昇していくということは、現実的に難しいことだったのですが、そこに自然のコロナのスパイクタンパク質と、ワクチンスパイクの登場により、さらに徹底して男性たちの精子数の減少が拡大していると考えられます。

仮に、スパイクタンパク質が体内に非常に長く残り続けた場合、精子数の減少の影響も、それと同じ期間続くということになります。

この研究を紹介していた米ミネソタ大学のニュースリリースをご紹介します。





研究:軽度の新型コロナウイルス感染症後でも精子数は減少する

Study: Sperm counts decline even after mild COVID infections
CIDRAP 2023/06/27

欧州人類生殖学会の年次総会で発表された新たな研究結果によると、最近、COVID (新型コロナウイルス感染症)に感染した男性は、軽度の感染でも 3カ月以上にわたって精子数が減少し、生成される精子の泳力も低下するという。

男性は 2~ 3か月ごとに新しい精子を生成するため、この研究結果は興味深いものであり、この研究結果は 100日後に採取された精液分析に基づいており、COVID が男性の生殖管に長期的なダメージを与えていることを示唆している。

この研究の主任研究者で、スペイン、マドリッドの科学的生殖ユニットの科学顧問であるロシオ・ヌネス=カロンジェ博士はニュースリリースで以下のように述べた。

「新しい精子が生成されれば精液の質は改善されると考えていましたが、実際はそうではありませんでした。精液の質が回復するまでにどれくらいの時間がかかるかわかりませんが、軽度の感染しか受けなかった男性でも、COVID が永久的なダメージを与えている可能性もあります」

この研究は、2020年2月から 2022年10月までにスペインの 6つの生殖治療センターを訪れた男性によって採取された精液サンプルの結果に基づいたもので、45人の男性が研究に参加した。

45人全員が、軽度に分類された COVID に罹患する前に精液サンプルを提供した。追跡調査サンプルは感染後 17 ~ 516日後に採取された。COVID 感染前と感染後のサンプル間の経過時間の中央値は 238日だった。

 

精液量が20%減少

COVID 感染前後のサンプル間で精液量は 20%減少(2.5ミリリットルから 2ミリリットルに減少)、精子数は 37.5%減少し、精液 1ミリリットル当たり 1億6千万個から 1億個に減少した。

さらに、サンプル中の生きた精子の数である精子濃度は、射精液 1ミリリットルあたり 6,800万個から 5,000万個へと 26.5%減少した。精子の総運動率は 49%から 45%に 9.1%低下し、生きた精子の数は 80%から 76%に減少した。

精子の形状は大きく変化していなかった。

感染後 100日以上サンプルを提供した男性の一部は、精子の質と量の低下が持続していることを確認した。

「この後期の精液の質に対する COVID の継続的な影響は、たとえ軽度の感染症であっても、ウイルスによる永久的な損傷によって引き起こされる可能性があります」とカロンジェ氏は述べた。「臨床医たちは男性の生殖能力に対する SARS-CoV-2 ウイルスの悪影響を認識すべきであると私たちは確信しています」

 

炎症過程が関与している可能性が高い

損傷の正確なメカニズムは不明だが、ヌニェス=カロンジェ博士は、 COVID による炎症が影響している可能性が高いと述べた。

「炎症過程は、免疫系に関与する白血球に浸潤することによって生殖細胞を破壊し、男性ホルモンを産生する間質細胞に影響を与えることによってテストステロンレベルを低下させる可能性があります」と彼女は述べた。

研究チームは、精子の質が時間の経過とともにどのように変化するか、また変化するかどうかを判断するために、これら 45人の男性を引き続き追跡する予定であるとカロンジェ博士は述べた。







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