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南極点の体感温度が -100.3℃を記録

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2019年8月3日 南極点の気温と体感温度


South Pole Telescope




 

先月、以下の記事で、南極点の気温について、ご紹介させていただきました。

南極のアメリカ基地で体感温度「氷点下95℃」を記録…
 地球の記録 2019/07/19

この時は、7月18日に、南極点で気温 -72.8℃、体感温度 -95.4℃を記録したことを取り上げました。この冬期(南極は今が真冬となります)で、最も低い気温と体感温度となっていました。

2019年7月18日の南極点の気温と体感温度


South Pole Telescope

 

ところが、8月3日、この時よりもさらに低い気温が記録されまして、冒頭にありますように、体感温度が -100℃を突破していました。

2019年8月3日の南極点の気温と体感温度

・気温 -75.1℃

・体感温度 -100.3℃

このマイナス 75℃あたりの気温というのは、アメリカで温度の表記に用いられる「華氏」でいえば、マイナス 100 度に相当するものですが、南極点観測所のツイッターによれば、ここのところ、連日このような気温となっているのだそうです。

そして、気温とは関係ないですけれど、この 8月3日前後の地球は太陽のコロナホールの影響による磁気嵐に見舞われていまして、南極でも非常に鮮やかなオーロラが観測されました。

以下は、8月3日に南極で撮影されたオーロラの写真です。

2019年8月3日 南極で撮影されたオーロラ


Ben Eberhardt

このような非常に明るいオーロラが南極で撮影されるというのは珍しいと思いますが、この光景が、「体感温度 -100 ℃の中で起きている」と考えると、何とも感慨深い部分もあります。

南極では、6月から 9月頃までは、年間で最も低い気温が観測されますので、今後もさらに低い気温や体感温度が記録される可能性があります。

なお、南極点は、9月になるまでは、日照がまったくない状態が続きます。







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