2019年3月24日のアラブ首長国連邦の英字メディアより
中東各地の天候の異常は、昨年あたりから加速していますが、特にサウジアラビアなど、アラビア半島の気候の異変は相当なものです。
先月も、サウジアラビアとエジプトの一部地域が、雪と雹により真っ白に染まったということを、以下の記事でお伝えさせていただいたことがあります。
そのアラビア半島にあるアラブ首長国連邦(UAE)の各地が、3月24日に「雹(ひょう)で真っ白な光景に変わった」ことが、中東で報じられていました。
2019年3月24日 アラブ首長国連邦各地の光景
・Rainfall with hail in umm Al quwain Emirates UAE 24-3-2019
・Rainfall with hail in umm Al quwain Emirates UAE 24-3-2019
最も多く雹が降ったのは、フジャイラという街だったようです。
アラブ首長国連邦とフジャイラの場所
・日本アラブ首長国連邦協会
どうでもいいですが、過去の事例などを見ましても、中東の男性たちは「雪や雹が降ると、すぐに雪だるまを作り始める」という習性があるようで、今回も雹が積もっていたのは極めて短時間だったにも関わらず、中東的な雪だるまの写真がいくつか SNS に投稿されていました。
・khaleejtimes.com
最近のアラビア半島は、雪や雹あるいは洪水が繰り返しあらわれるような地域になってきていますが、今の状態の気象の傾向が続きますと、アラビア半島において、今後も雪や雹がさらに多くなっていくという可能性もあると思われます。
そのような中で、このような「中東の奇妙な雪だるま」もまたこれからも何度も登場してくるということになっていくのかもしれません。