2019年2月17日 雹で覆われたエジプトのダバー市
ほんの数年前までは、サウジアラビアに雪が降ったり、エジプトに雹が降るなどということは、ほとんどあり得ないほど珍しいことでしたが、この 2〜3年の中東では、雪や雹が何だか当たり前になってきています。
この 2月17日から 19日頃にかけても、アラビア半島を「冬の気候」が襲い、サウジアラビアのタブークという場所では、「砂漠が雪に覆われる」という出来事が起きています。
また、冒頭にありますように、2月17日から 18日かけて、エジプトの砂漠も雪や雹に覆われました。冒頭の写真は、エジプトのダバーという場所です。
2019年2月17日 -19日 サウジアラビア・タブークの光景
エジプト・ダバーとサウジアラビア・タブークの場所
・Google Map
2月18日 エジプトのクラキット 雪の中を歩くラクダたち
アラビア半島周辺が、いつからこんなような気候になったのかということを過去記事で調べてみますと、2016年1月の以下の報道に辿りつきました。
2016年1月17日の報道より
これが本当なのかどうなのかは調べようがないのですが、少なくとも、この 2016年くらいまでは、このようなニュースになるほど、アラビア半島に雪が降ることは珍しいことだったと思われるのですが、それ以来、アラビア半島には、毎年何度も雪が降り積もるというようなことになっています。
アラビア半島を見ていると、今の地球の気候変動の状態がよくわかる気がします。