2017年2月12日の台湾の報道
2月10日頃から、台湾に前例のないような記録的寒波が襲っているようで、この寒さにより、多くの方が「寒さによる突然死」などで亡くなっていることが報じられています。
冒頭の報道には 81人とありますが、その後、150人が亡くなったという報道もありました。
気温そのものは、さほど低いとは思えないレベルのものですが、低い気温になれていない台湾の人たちには厳しいものなのかもしれません。
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霜に覆われた台湾北部の宜蘭県・太平山の光景 2月11日
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・ntdtv.com
その気温ですが、2月13日の気温分布は下のようになっていて、平野部では、濃い緑が多く、これは 11〜12℃くらいを示していまして、そんなに激しく寒いというわけでもないようには見えます。
2月13日の台湾の気温分布
・台湾中央気象局
それでも、多くの台湾の都市部の人たちには経験することのないレベルの気温のようで、人々は、ふだんはあまり必要のない「冬服」で身を包んでいるようです。
2月10日の台北
また、この寒さの影響で献血する人が極端に少なくなっていて、「血が足りない」という状況になっているようです。
2月12日の報道より
このような大きな被害を伴う寒波の報道が台湾でなされるのは、個人的にあまり聞いたことがないですので、やはり異変なのだと思われます。
日本も西日本の一部などでは異常な降雪となっていますが、東アジアも、大気の流れなどを含めて、大きな変化の渦中にあるのかもしれません。
このまま普通に春に向かってくれるのかどうかはまだ定かではありません。