2019年1月1日のギリシャの報道より
もともと冬に寒くなる地域や、雪がよく降る地域では、この時期にものすごく寒くなったり大雪が降ることは珍しいことではないですが、本来的に温暖な地域でそのようなことが起きると、なかなか社会は混乱します。
2019年の新年 1月1日、ギリシャは全土的に大荒れの天気となり、冬でも珍しい氷点下にまで気温が下がる地域が続出し、また、各地で大雪に見舞われました。
2019年1月1日のギリシャ各地の様子
気温も、ギリシャとしては記録的に下がっていまして、1月1日の気温を見ますと、氷点下以下の気温にまで下がっている地域が多くありました。
また、1月2日以降の天気予報でも以下のような非常に低い気温の状態が続く地域が多くあるようです。
1月2日のギリシャの天気予報より
天気図を見ますと、ヨーロッパで「ギリシャだけが低気圧に見舞われている」というような気圧配置になっています。
下は元旦の気圧配置です。
この雪により、特に交通の問題が全国的に起きているようです。
ギリシャでは多くの地域の人たちは、冬用のタイヤなどを含めた雪対策というような装備を持ち合わせないことも多いと思われ、交通が混乱しています。
1月1日のギリシャの道路の様子
それぞれの地域の当局が、除雪車による道路の復旧を含めた対策を進めているようですが、悪天候そのものがまだ続く予測となっていて、先行きはわからないようです。
異例の大寒波で、ギリシャはやや混乱した中で新しい年が始まったようです。