大量死 戦争の時代 異常な現象

戦争の拡大 :ロシアのミサイルがポーランドに着弾し2人が死亡という報道。NATO憲章第5条の規定が発動されれば、欧州は全面戦争に

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[追記] ポーランドへのミサイル着弾の報道を受けて、ロシア国防省は「攻撃は行っていない」と声明を発表しています。また、ロシアの軍事専門家は、ポーランドに着弾したのは、ウクライナ軍の S-300ミサイルと見られると述べました。

 

事態の拡大の可能性

11月15日、ロシア軍は、過去最大となるウクライナのエネルギー施設への攻撃をおこないました。

この攻撃によりウクライナの約 15カ所の施設が破壊され、全土の 80%程度が停電等の影響を受けていると報じられています。

ロシアが、過去最大のウクライナ全土のエネルギー施設への攻撃を行う

ウクライナエネルギー省のヘルマン・ガルシチェンコ長官は、11月15日に国のエネルギーシステムが最も大きな打撃を受けたと語った。

「これはエネルギーシステムに対する最も大規模な攻撃だ」と彼はソーシャルネットワークに書いた。ガルシチェンコ長官はまた、砲撃はウクライナのエネルギーシステム全体に行われたと述べた。

ゼレンスキー大統領のオフィスの副所長であるキリル・ティモシェンコ氏は、 11月15日に加えられた攻撃中のエネルギー施設への損害について話した。ティモシェンコ副所長は、以下のように述べた。

「 90発以上のミサイルがウクライナ領土に向けて発射された。攻撃は全土に対してだった。さまざまな地域の約 15のエネルギー施設が損傷した」2022/11/15

世界の事故や停電等の特別事案の状況を示すマップを見ますと、ウクライナ全土に何らかの影響が起きていることがわかります。

ヨーロッパ周辺の事案発生の状況

liveuamap.com

気になることとして、このロシアによる攻撃の際に、

「ポーランドにミサイルが着弾して、2名のポーランド人が死亡した」

と米国の諜報機関の高官が発表したことです。

これが誤爆などの事故なのか(普通はこれです)、ロシアが実際にポーランドを狙ったのか、あるいは、米国や英国などによる「偽旗作戦」などによる攻撃なのかはわからないですが、少しずつ戦争が拡大していく様相を見せていないでもないようです。

ロシア、ウクライナ、ポーランドの位置関係は以下のようになっていまして、ウクライナとポーランドは、ロシアから見れば、欧州への「壁」となっている国です。


Google Map

なお、今回ご紹介する英国の報道には、ポーランド政府が「 NATO 憲章第5条の発動を要請」する可能性を述べていますが、 NATO 第5条というのは、

「 NATO 加盟国の 1つに対する攻撃は NATO 全体に対しての攻撃とする」

というものです。 こちらの報道に解説されています。

ポーランドへミサイルの着弾について、英エクスプレスの報道をご紹介します。




 


ロシアのミサイルがウクライナ国境の NATO 加盟国のポーランドに着弾した後、少なくとも2人が死亡した

At least two dead after Russian missiles land in NATO state Poland on Ukraine border
express.co.uk 2022/11/15

ポーランドの首相は、この爆発を受けて緊急会議を招集した。

ロシアのロケット弾 2発がウクライナとの国境近くに着弾し、ポーランドで2人が死亡した。

このロケットは、ロシアによるウクライナの都市への 100発以上のロケットの大量爆撃に続いて、NATO 加盟国のポーランドに着陸した。

AP 通信は、米国諜報機関の高官は、ポーランドに着弾したミサイルはロシア製であると述べた。

ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、「緊急の問題」として、国家安全保障と防衛問題のための閣僚評議会の委員会を招集したと政府スポークスマンのピョートル・ミュラーは確認し、これはミサイル爆発の結果である可能性が高いと地元のニュースサイトが主張している。

ロケット弾はプシェウォドフの町に落ち、穀物乾燥施設に命中した。警察、検察、軍はすでに現場に出動しているという。

一方、ポーランド軍は「厳戒態勢」にあると伝えられている。

この攻撃により、ポーランドは NATO の第5条の規定を発動し、すべての条約加盟国にロシアを攻撃するよう呼びかける可能性がある。第5条によれば、1つの NATO 同盟国に対する攻撃は、すべての同盟国に対する攻撃と見なされる。

一部のアナリストたちは、ロシアのロケットの意図された標的は、プシェウォドフの南約 100kmにあるウクライナの都市リヴィウであった可能性があると示唆している。

地元の報道機関によると、「国内で最も高位の人々」がポーランドの緊急会議に出席している。

同局はまた、これに対応して軍用機がスクランブルをかけたと報告した。

石油価格は、ポーランドにロケットが着陸したことにすでに反応しており、米国では 2.3% 上昇して 87.82 ドルになった。

ラトビアのアルティス・パブリック国防相は、「ポーランドの兄弟たちに哀悼の意を表す。ロシアが発射したミサイルは、ウクライナの民間人だけでなく、ポーランドの NATO 領土にも着弾した」と述べた。

「ラトビアはポーランドの友人たちを支持し、この犯罪を非難する」

ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相も防衛評議会を招集したと伝えられている。

ウクライナのもうひとつの隣国であるモルドバも、今回のロシアによるウクライナへの大規模なミサイル攻撃の影響を受け、全土で大規模な停電が発生した。







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