4月25日のロシア英字メディアの報道より
ロシア・シベリアにある「閉鎖都市」で大規模な火災が発生しました。
シベリアでこの時期に森林火災が起きるということ自体も珍しいですが、それ以上に問題なのが、この場所は「核兵器開発と製造をおこなっていた場所で、核関係の施設がたくさんある」ということです。
「閉鎖都市」ジェレズノゴルスク市の場所
・Google Map
Sponsored Link
閉鎖都市とは、一般的に、「軍事産業または原子力・核兵器に関する産業、あるいは、保安上の理由のために外国人などが入ることを禁じている外部から閉鎖されている都市」のことで、大国にはどの国にでもありますが、ロシアにもソ連時代からのものを含めて、たくさんあります。
特に、このジェレズノゴルスク市は、ソ連時代の 1950年代から「プルトニウム兵器」の開発と製造が行われていたとされている都市で、現在でも核関係の施設が多数あるとされています。
その地で大規模な火災が発生している模様です。
ジェレズノゴルスク市周辺の4月25日の様子とされる写真
火災の状況はよくわかりません。なぜかというと、閉鎖都市のため、外部の人間が現地に入ることができない上に、公式な報道も当局からはなされないからです。
最初は SNS への複数の投稿からわかったことらしいで、上のような写真により、ジェレズノゴルスク市周辺で激しい森林火災が起きてい話が伝えられました。
ちなみに、この場所は、地域最大の都市であるクラスノヤルスクから 62キロメートルほどの場所となります。
今のところは、クラスノヤルスクなどに対して非常事態などは出されていませなんが、大量の煙による「好ましくない気象状況」になる可能性があるという発表はなされているようです。
とはいえ、核兵器製造所関連施設などへ火災が広がっているのかというようなことを含めて、何もわかっていませんし、今後どのように進展しても、「わからないまま」ということになりそうです。