ミニ氷河期の到来 異常気象

南極のボストーク基地で観測史上最低気温クラスの「 - 80℃」を記録

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ボストーク基地の気温の記録

vostok-minus-80OGIMET

 

最近の南極は、通常より気温の低い状態が続いていたのですが、ロシアの南極観測基地であるボストーク基地で、6月14日、「マイナス 80℃」という、この時期としては過去最低水準の記録的な気温となっていたことがわかりました。

ボストーク基地の場所

Vostok-Locationボストーク基地

 

このボストーク基地は、南極基地の中でも極に近い場所で、地球上で最も気温が下がる場所ではあるのですが、Wikipedia を見ますと、6月の平均最低気温は -68℃ということで、通常よりかなり気温が低い状態が続いていることがわかります。

ボストーク基地での観測史上での最も低い気温は、1983年7月21日に記録された - 89.2℃です。観測史上、地球でこれ以上低い気温が記録されたことはありません。

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そして、南極はこれからが「冬本番」でして、7月から9月にかけてが最も気温が低くなりますので、今の時期に気温が -80℃まで下がっているということは、これから、さらにかなりの異常気温を記録する可能性があります。

観測史上最低気温を更新する -90℃近くに達する可能性も高そうです。

実は、今、「南極の気温が下がり続けて、北極の気温は上がり続けている」という現象が起きています。

5月に NASA とアメリカ海洋大気庁(NOAA)が、南極と北極の氷量が相反する状況を示していることに関しての報告を発表したことが話題になったりもしていました。

2016年5月23日の米国報道より

antarctic-ice-increaseEpoch Times

 

理由は、海流の影響だということのようなのですが、そのメカニズムが完全にわかっているわけではありません。

この「世界の気温のアンバランス」は、いろいろな場所で起きていて、このブログでも、高温も低温もどちらも世界の各地で異常な状態になり続けていることなどをご紹介することがありますが、南極と北極の現在の状態は、それを如実に現しているように思います。

今年は全体としては、北半球の熱波と南半球の寒波が際立っていますが、今後がどうなるかはわからないにしても、気温が低いにしても高いにしても、気温が荒れるのは7月から9月の間です。どうなりますかね。







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