米ファースト・ランディング州立公園に出現した「虹色の水面」
11月の下旬、アメリカ・バージニア州にあるファースト・ランディング州立公園という場所において、その公園にある池、あるいは沼の水面が、「虹色に光輝く」という現象が起きました。
これが公園に来ていた複数の人々によっと目撃、撮影され、「この現象は何だ?」ということで話題となっています。
虹色に光輝く水面
まるで CG か画像処理をしたような光景ですが、多くの人たちによって撮影されていて、実際の光景であるようです。
ファースト・ランディング州立公園の場所
・Google Map
この後、このことがインターネット上で話題となっている中、メディアで取りあげられることとなり、その中のひとつの記事では、この理由について、専門家の意見として以下のように説明しています。
米国メディアtreehuggerの記事より
これは、湿地や沼地などで、紅葉が終わった後、その落ち葉が水中で腐敗する中で発生する「自然の中の油類」が水面に膜を張ったことによって起きる現象で、自然な生物学的プロセスといえる。
ということなのだそうです。
つまり、落ち葉とか、そういうものが水中で腐敗する中で生成される「油」が水面に張ったことによる現象だと説明されています。
ある程度の条件が揃わないと難しいレアな現象ではありながらも、専門家たちの中には「何度か見ている」と話す人もいるので、こういう現象が沼地などではあり得るということを知りました。
しかし、このメカニズムから考えますと「原油流出」などの場合でも、波がまったくないとか光の角度などの条件によっては水面が虹色に輝くこともあるのかもしれないですね。
光の反射というのは不思議な効果をいろいろな場所に作り出すものです。