9月29日のメキシコの報道より
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メキシコは、連続した大地震に見舞われたり、ハリケーンの直撃を受けたりと、最近いろいろと災難が続いている感じもありますが、そのような自然災害とは違う「ちょっとした異変」が報じられています。
その異変とは、「空から魚がたくさん降ってきた」という事象でした。
降ってきた魚
魚の雨が降ったのは、メキシコ・タマウリパス州にあるタンピコという町です。
タマウリパス州タンピコの場所
・Google Map
これに関して面白いのは、最初にこのことを報告したが、メキシコ内務省管轄の「市民保護一般調整室」という地方機関だったということです。
タンピコで「魚の雨が降った」という報告を市民保護一般調整室が受け、その後、
「周辺地域では、竜巻などの天候条件はなかった」
という情報と共に、市民保護一般調整室の Facebook に降った魚の写真等を投稿したのでした。
下は、魚が降り始めた時の様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=z8J8ElUknfQ
こういう「普通は降らないものが降る」現象を、ファフロツキーズなどと呼びますが、一般的には、海上の竜巻などに魚が巻き上げられて降るとされているなどというように言われています。
それだけでは説明がつかない事例も多いのですが、いずれにしても、現実として「魚の雨」は、たまに降ります。
最近覚えていますのは、2016年2月のエチオピア、2012年8月のロシア、2015年6月のインドなどでしょうか。
最近の「魚の雨」の例
2016年2月2日のエチオピアの新聞「ヘラルド」より
2015年6月 道路に魚が降った後のインド・ナーシクの光景
2012年8月30日 「魚と貝」が降ったロシア・ウラジオストクの海岸
エチオピアでのこの報道は現地の政府系新聞で、その一面に載るという事態になっていました。
今回のメキシコの魚の雨もかなりの数のメディアで報じられていましたので、「何かが降る」というのは報道になりやすいものなのかもしれません。
もっと派手に降ってくれる光景も見たいですね。