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「もはやコロナワクチンの購入は完全に無意味だ」としてポーランドの保健大臣がファイザー社にワクチン契約の完全な打ち切りを要請

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euractiv.com




 

「もはやEUのどの政府もコロナワクチン開発には関心がない」と

現在の日本は、高齢者対象とはいえ、いまだにブースター接種を続けている(そして実際に接種しに行く人たちがいる)世界的にも希有な国となっていますが、欧米を中心にした多くの国でコロナワクチン接種は、ほぼ止まっています。

昨年の夏以来の欧州委員会では、所属議員たちによる、コロナワクチンについての EU とファイザーなどのメーカーとの購入契約について、あるいはワクチンそのものの試験性についての議論が繰り返されてきました。

[記事] 欧州議会の議員が「EU のコロナワクチン購入は人類史上最大の汚職スキャンダルだ」と声明を発表
 In Deep 2022年10月15日

 

まあ、しかし、特別何らかの進展があったということでもなく、どこの国でも「政治家は所詮政治家」という感じですが、現在、進行している中で最も早いペースで真相に進んでいるのは、アメリカの連邦裁判所によって命じられたファイザーの機密文書の開示でしょうか。

[記事] ターゲットは女性…:裁判所命令による開示が続くファイザーの機密文書に見る「2021年2月28日まで」の3ヵ月間の世界からの副作用報告の内訳に愕然とする
 In Deep 2023年5月9日

 

この開示命令は、米国のマーク・ピットマン連邦裁判官によるものでしたが、このくらい早いペースで行動を起こす人でなければ、何しろ「接種した人々の状態の事態の進行が加速している」可能性があるため、ゆっくり問題に取り組んでいる場合でもないはずです。

そういう意味で、議論や議会が必要である政治の世界はまったく頼りにならないですが、もう少し何とかならないものかとは思います。

それとは違う話ですが、ポーランドの保健大臣が「ファイザー社に対して契約の打ち切りを要請した」ことが、ドイツのメジャー紙 WeLT が伝えていました。

保健大臣は、「ワクチンはもはや、まったく無意味でしかない」と述べ、また、「もはやコロナワクチンの開発に関心を持っている政府は EU にはどこにも存在しない」とも言っていました。

ともかく、ポーランドに関しては、少なくともファイザー社ワクチンの接種は「完全に終了する」ということになりそうです。時間の経過と共にどうなるかはわからないですけれど。

また流行が壊滅的になれば、どうなるかはわかりません。

ドイツ WeLT の報道をご紹介します。

なお、なぜ、ポーランドのこのようなことをドイツの新聞が大きく報じたかというと、現在、ドイツ国民の間で、ワクチンに関しての反発が強まっていることが関係しているのかもしれません。以下の記事にあります。

[記事] ドイツのメジャー報道の中心が「ワクチン被害ばかり」になってきている中で、同国でパンデミック以来初めて起きた全体的な世論の変化
 In Deep 2023年4月29日




 


「もはやワクチンは完全に無意味だ」-ポーランドの大臣がファイザー社に契約打ち切りの要請状を書く

„Vollkommen sinnlos“ – Polnischer Minister schreibt Brandbrief an Pfizer
WeLT 2023/05/02

EUのいくつかの国は、この数カ月間、製薬会社に不必要な新型コロナワクチンの投与のための支払いをやめるように求めてきた。今、ポーランド政府は我慢の限界を超え、ファイザー社を攻撃している。

ファイザー社との疑惑の取引の詳細も流出した。

コロナワクチン接種キャンペーンの終了後、欧州連合は在庫ワクチンの巨額な余剰を抱えているが、ファイザー社への注文によれば、今年と来年には、さらに数億のワクチンが到着すると予想されている。

それらは必要ないため、EU加盟国はその後の条約の調整を何ヶ月にもわたって試みてきたが、大きな成果は得られなかった。

ある国は厳しい交渉に直面して忍耐力を失い、怒りをぶつけている。ポーランドだ。

ポーランドのアダム・ニエジエルスキ保健大臣は 5月2日、「ファイザー社の株主」に書簡を送った。WeLT が入手したこの書簡には、「(コロナの)流行状況は落ち着いている」にも関わらずファイザーが計画している数億回分の投与は「全く無意味」であると書かれている。

同大臣によると、寄付ももうできず、新型コロナワクチンの開発に「関心」を持っている政府はもはや存在しないと述べ、ファイザーの新型コロナワクチン開発の結果として得られる経済的利益には「限界」があるに違いないと書いた。

ニエジエルスキ氏はまた、政府、製薬会社、仲介する欧州委員会との間の協議の機密保持に関する以前の合意も破られており、欧州委員会自体が購入の大部分に責任を負っているため、現在進行中の欧州検察庁による調査を考慮すると、欧州委員会は依然として、議会の質問に回答しなければならない可能性がある。

(※) 欧州委員会の調査の開始については、昨年 10月の In Deep 「欧州検察庁が、ヨーロッパのコロナワクチン購入に関しての調査を開始しましたが…」にあります。

 

「それは文字通り無意味な製品へのコストだ」

ニエジエルスキー氏は、ファイザーに対し、「 EU国民や加盟国に対する責任を果たし、すべての人々にとって公平な解決策に向けて誠意を持って取り組む」ように求めた。ポーランド政府は、製薬業界は金だけが問題ではないと信じたいと考えているという。

ポーランド連邦政府は、、この交渉に関しては目立たないようにしているが、他の東欧諸国の政府と同様、ワルシャワは既存の契約にもかかわらず、いかなる状況であっても新型コロナワクチン接種費用の支払いを継続することを望んでいないという事実を隠していない。

ポーランドは、コロナの感染状況の変化に加え、ロシアのウクライナ侵略戦争と、それに伴う難民の波が国の財政に大きな負担をかけていることを理由に挙げている。

ファイザーは公開書簡の中で、ブルガリア、ポーランド、リトアニア、ハンガリーはすでに 3月中旬に「加盟国が望まないコロナワクチンの納入に同意しない」と書いていたことを明らかにしたが、ファイザーは真剣に取り合わなかったため、ポーランド政府の怒りはさらに高まった。







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