2018年7月13日 南極大陸から撮影された部分日食
・Griffith Sky Report
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タイトルには何となく「南極」と入れましたが、7月13日、南半球の一部の地域で部分日食が観測されました。
正確には、南極大陸の沿岸の一部、オーストラリアの南端のメルボルンなどの地域、そしてタスマニアの一部、ニュージーランドの一部など。
地図では下の丸で示されている地域で部分日食が観測されました。南極大陸では、「全体の 33%の面積」で日食が観測されたのだそう。
7月13日に部分日食が観測できた地域
・Partial Solar Eclipse on July 13, 2018
7月13日 オーストラリアのメルボルンにて
7月13日 オーストラリアのタスマニアにて
この日は、いわゆる「13日の金曜日」ということもあって、日食や月食を「不吉」と考える人も多少いるような国(タイやインドなどアジアの一部では、日食や月食を不吉と考える伝説のようなものがある地域があります)では、下のように「不吉なことなのか」というような見出しの記事もありました。これはインドのメディアです。
7月13日のタイムズ・オブ・インディアのなぜか「健康コーナー」より
・Today is Friday, the 13th and Solar Eclipse
なお、部分日食そのものは珍しい現象とはいえないですが、実は、この 7月13日の部分日食を含めて、「今後1ヶ月の間に3回、食が連続して起きる」のです。二度が日食、もうひとつは月食です。
その日付けは、
・7月13日 (部分日食)
・7月27日 (皆既月食)
・8月11日 (部分日食)
となっています。
8月11日の日食は中国大陸で発生するので、目撃する人の数も多くなりそうです。
そして、この一連の「食」の始まりが、7月13日の金曜日ということでした。
インドのメディアが言うように、これが不吉な予兆なのかどうかはわかりません。