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北欧からロシアにかけての上空に突如「オゾンホール」が出現

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2019年11月22日のオゾン濃度の状況。黒い部分がオゾンホール

GFS / severe-weather.eu




 

オゾンホールとは、成層圏にある「オゾン層」という大気の層のオゾン濃度が低くなる現象で、オゾンが減少した場所が、画像では「穴が開いたように見える」ことからつけられたものです。

オゾンは、危険な UV 紫外線から人や動物を保護する保護層であり、オゾンホールが発生しているその下では、その保護層がなくなることにより有害な太陽紫外線がより多く地上に透過するとされています。

そのため、オゾンホールが増加すると、 地上の生物が UV 放射線により頻繁に曝露されやすくなるため、ヒトを含めた動物に皮膚ガンなどが増加するとされています。

11月22日の NASA の観測データによりますと、北欧からロシアにかけての上空に、その「ほぼオゾンがないエリア」があることが確認されました。すなわち、オゾンホールの発生です。

冒頭の図に多少説明を入れたものが下の図です。


GFS

グラフと照らし合わせますと、ヨーロッパからロシアの黒いエリアは、オゾン層のオゾンが、通常より極めて低いことがわかります。

下の図は、表示色が異なる 11月22日のオゾン濃度の分布ですが、こちらでは、紫色の部分がオゾン濃度が非常に低い状態となっている場所です。

2019年11月22日のオゾン濃度の状況

GFS

こちらを見ますと、北欧やロシアのように極端なものではなくとも、オゾン濃度が低い場所が、わりと各地にできていることがわかります。

このオゾンホールは、季節的な要因によるものであろうと、ヨーロッパの報道は伝えていますが、どのくらいの期間続くかは不明です。

オゾンホールは、一般的には南極の上空に発生するものですが、南極のオゾンホールは、近年は減少しており、ちょうど3日ほど前に、南極上空のオゾンホールが、「過去最小」になったことが報じられていました。

南極上空のオゾンホール最小 高温が拡大抑制―気象庁

時事通信 2019/11/20

気象庁は20日、今年の南極上空のオゾン層が薄くなる「オゾンホール」の面積が、1990年以降で最も小さかったと発表した。南極の冬季である8月末に上空の気温が異例の高さとなり、オゾン層の破壊が抑制されたという。

同庁によると、オゾンホールは9月7日に最大1100万平方キロまで拡大。南極大陸の面積の8割に相当し、大規模なオゾンホールが見られるようになった90年以降で最小だった。消滅は11月10日で、90年以降最も早かった。

南極のオゾンホールは減少していますが、今度は「人が暮らしている上空」にオゾンホールが発生し始めているようです。







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