5月23日 パホア地区の住宅地に発生した新たな亀裂
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ハワイ島のキラウエア火山で噴火が発生して 20日となりましたが、その勢いは特に終息していくような感じはありません。
5月22日から 23日にかけては、ハワイ島の住宅地であるパホア地区やレイラニ・エステーツ地区において、さらに新たな亀裂が発生し、冒頭のように、家の真下に亀裂が発生した事例が撮影されています。
・Tan Hunt
・Tan Hunt
新たな亀裂が発生した場所
・Google Map
亀裂の中を覗く住人の人たち
・Tan Hunt
こうなってくると、継続してこの地域での生活を続けることは難しそうですが、パホアやレイラニ・エステーツ地区では亀裂、そして溶岩の流出地域は拡大する一方のようで、この地区の周辺は下のような、相当激しい光景となっています。
5月22日 レイラニ・エステーツ地区の周辺と思われる地域
・ApauHawaiiTours
すぐ近くに人が住んでいる、あるいは住んでいた場所での光景としては、なかなかなに黙示録的な感じもします。
なお、キラウエア火山の溶岩は、ハワイ島の地熱発電所に接近しており、場合によっては、発電所で爆発などの事態が起きる可能性が出てきています。
5月22日 流出が拡大すキラウエア火山の溶岩
・AP
CNNの報道によれば、5月22日に溶岩流はプナの地熱発電所の敷地にまで到達したとのことです。
爆発や有毒ガスの発生が起きる可能性があるため、ハワイ当局は、地熱貯留層に冷水を注いで冷却することによって、その事態を食い止めようとしているようです。
噴火の影響は今の時点では終息の方向には向かっておらず、拡大し続けています。