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アメリカの水道水から「ネオニコチノイド系農薬」が初めて検出される

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2017年4月5日の英国BBCより

First study finds neonic pesticides in US drinking water

 

ネオニコチノイド系農薬は、現在、世界 100カ国以上で販売されている一般的な農薬です。

ネオニコチノイド系化学物質は、農薬だけではなく、家庭用のガーデニング用品、シロアリ駆除用品、ペットのシラミやノミ取り用品、スプレー殺虫剤など多岐に使われているもので、今の日本などは夏になれば「害虫駆除一色」となりますので、今の世の中は「ネオニコチノイドに綾取られているいる世界」といえますが、最近のアメリカの研究で、「水道水からネオニコチノイド系農薬が検出された」というニュースがありました。

これをご紹介したいと思います。

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なお、ネオニコチノイド系は「人体には安全」だとされていますが、実際には、水道水のように飲料水やお風呂など日常的に接するものに入っていて、それに曝露し続けた場合の影響はよくわかっていません。

しかし、アメリカで、水道水から検出されたということは、ネオニコチノイドをさらに多く使っている日本でも、同じように、そのうち検出される可能性があるのかもしれません。

ちなみに、ネオニコチノイドの一般的な説明としては、

ネオニコチノイド系殺虫剤はこれまで各国で主に使用されてきた有機リン系殺虫剤と比べ、人体や哺乳類・鳥類・爬虫類への安全性は高い。

一方で昆虫に対する毒性は強く、また植物体への浸透移行性を持ち、さらに残効も長いことから殺虫成分が植物体内に長期間残る。

というように、人間に安全という面があろうがなかろうが、「昆虫皆殺し」的な側面があるものではあります。

仮に人体に安全でも、使い続けいれば、確かに「昆虫が消えていく」という側面はありそうです。

昆虫のいない世界には人間はもはや住むことができないのは言うまでもないことだと思います。

ちなみに、日本では 2015年にネオニコチノイド系農薬の食品残留基準が「緩和」されていまして、主要国で最も使われている国となっているかもしれません。

そんなわけで、冒頭の BBC の報道をご紹介します。


First study finds neonic pesticides in US drinking water
BBC 2017/04/05

初めてとなる研究で、アメリカの飲料水からネオニコチノイド系農薬が発見される

 

世界で最も広く使用されている殺虫剤の科学成分が、初めてアメリカの水道水から微量検出された。アイオワ州の科学者たちによって採取されたアメリカ国内の水道水サンプルに、上水道処理されているにも関わらず、ネオニコチノイド系化学物質が一定レベル含まれていることがわかったのだ。

科学者たちは、ネオニコチノイド系化学物質が人間の健康に与える影響についての結論を出すことはできておらず、さらなる研究が必要だと主張している。

ネオニコチノイド農薬の使用は、1990年代初頭の導入以来急速に増加している。

これらの化学物質ネオニコチノイドは昆虫にとって致命的だが、植物など他を殺さないために急速に使用が拡大し、現在では、各国において一般家庭用から農業用まで広く使われている。

アメリカでは、あらかじめネオニコチノイドで前処理された種子の売上高は 2004年から 2014年のあいだに3倍となった。

しかし、その後、環境への影響が懸念され始め、特に、ミツバチに害を及ぼすこととの関連が言われてきた。

2013年以来、欧州連合(EU)では、開花作物へのネオニコチノイド系農薬3種の使用規制が導入されている。

アメリカ地質調査所(USGS)の 2015年の調査によると、アメリカ国内の 48の河川から採取された水サンプルの調査により、ネオニコチノイド系科学物質がアメリカの河川に広がっていることがわかった。

今回のアメリカ地質調査所とアイオワ大学の新しい研究では、2つの異なる飲料水の濾過システムで処理された水道水を調査した。

アイオワ大学の処理施設からの水サンプルは、ネオニコチノイド系農薬3種の主要な化学物質、クロチアニジン、イミダクロプリドおよびチアメトキサムのいずれもが、ほとんど除去されていなかった。

しかし、アイオワ市の処理施設から採取した水は、これらの物質が、それぞれ 100%、 94%および 85%除去されていた。

これらの濃度は非常に低いとアイオワ大学の研究者は言う。

しかし、同時に、「このような低水準のネオニコチノイドに曝露された場合の人体への影響についての懸念も存在します」とも述べる。現時点では、水中でヒトが低濃度のネオニコチノイドに曝露した場合、どのような影響があるのかはわかっていないのだ。

アメリカ国内の水中の汚染物質を監視・規制するのは環境保護庁だが、今のところ、ネオニコチノイドを飲料水中の脅威物質とは見なしていない。

しかし、アイオワ大学の研究者たちは、現在、世界中でおこなわれているネオニコチノイドのミツバチや他の生物に対しての影響の調査の規模を考えると、人体に対してのネオニコチノイドの影響もさらなる研究がおこなわれることが重要だと考えている。







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