2016年7月17日に英国リヴァプールの空に現れた雲と影
7月17日に、イギリスのリヴァプールで、冒頭のような、飛行機雲であるとは思うのですが、見ようによっては何だか奇妙な雲が撮影されました。
飛行機雲のような雲の「後ろの雲」に影が写っているというもので、おそらくは、夕日が影のできている雲の反対側にあって、そこからの太陽光でこのようなになったと思われますが、それにしても、「飛行機雲と影の形が合わない」のが妙なような、あるいは、そういうものなのかもしれないですが。
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他にも、下のような写真もアップされていました。
こちらも、雲本体と影の形が何だかバラバラになっていますが、こういうような形となっているのですから、こういうものだと納得するしかないようです。
この「飛行機雲と影の関係」では、6年ほど前に、「自然現象の原則に反しているような影の映り方」をしていた雲の写真をご紹介したことがあります。
2010年9月10日のスペースウェザーより
普通は影というものは、「影となる対象から見て、反対側に光源がある」ものですが、これは、「光源(太陽)のほうに影がある」ように見えます。
光学現象的にはあり得るものだそうですが、不思議は不思議に思えます。
まあただ、今回のリヴァプールの雲は、「そもそも本当に飛行機雲なのか」というようなことも感じないではないです。
飛行機雲にしても、何だか、えらく太くて力強い感じはいたしますし、右側のほうの「急激に下向きに方向を変えている」というのも、飛行機の針路としては、何だか変な感じがしないでもないですが、とはいえ、飛行機雲以外の解釈も難しいところではあります。
結局これはどういう光学現象と解釈すればいいのかわからないままですが、興味深い現象ではあります。