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南米パラグアイの上空に浮かんだあまりにも鮮やかな「虹色の光景」

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2017年3月17日 パラグアイの首都アスンシオンの上空

deZabedrosky

南米パラグアイの首都アスンシオンの上空に「普通ではないほど鮮やか」な彩雲が出現しました。

彩雲自体は、とても頻繁に見られるものですが、このように鮮やかなものはそうそう出現するものではなく、パラグアイでは複数のメディアが報じていました。

パラグアイの報道メディアより

ultimahora.com

 

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アスンシオンの場所
・Google Map

彩雲は、太陽からの光が雲に含まれる水滴に回り込む際に、雲のいろいろな場所でのその度合いが違うために「そこを通る光が様々な色として見える」という現象で、この理屈からも、普段でもかなり頻繁に見られるものです。

私などはボーッと空を見ることが多いですが、ごく薄い彩雲なら、晴天の日だとほとんど確実にどこかに出ていると言っていいかと思います。

しかし、普通の場合、それは、かなりじっくりと見ないとわからないほど色彩が薄いものがほとんどです。

逆にいえば、「それ以上に鮮やかになることは珍しい」とも言えるものだとは経験的にも思います。

今回のパラグアイの彩雲の色彩もかなり強烈で、これが空にあれば誰でも気づくでしょうし、印象にも残るでしょう。

3月17日 パラグアイ・アスンシオン上空

 

deZabedrosky

これを見ていますと、昨年7月に、

記録された中で史上最も鮮やかであるかもしれない「虹色の雲」がチリに出現
 2016/07/22

という記事でご紹介しました南米チリに出現した、あまりにも鮮やかな彩雲を思い出します。

2016年7月15日に南米チリのサンティアゴで撮影された雲

Robert Antenna

この時も南米でしたが、現在南米では、激しい洪水、あるいは逆の激しい干ばつに見舞われている地域が非常に多く、気象そのものは荒れている気配が強いです。

彩雲が吉兆なのか、その逆なのかはわからないですが、単なる気象光学現象でも、これだけ鮮やかな彩雲が続くというのは、いろいろと気になります。







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