魚が浮いた海を船で渡るヌエバ・ベネシアの漁師
普段のヌエバ・ベネシア村
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コロンビアのカリブ海に面した海岸にある水上村といえるヌエバ・ベネシアという場所で、現地としては最大規模の「魚の大量死」が発生したことが、現地のメディアなどで報じられています。
この「ヌエバ・ベネシア」という場所の名前を聞いたのは、これが初めてでしたが、下の場所にあるようです。
ヌエバ・ベネシアの場所
・Google Map
少し調べてみますと、この村は、人々が水上に高床式の家屋を構えて暮らしている場所ということののようで、下のような色とりどりの水上家屋が、約 300あり、 2,000人ほどの人々がボートで移動しながら暮らしているのだそう。
ヌエバ・ベネシアでの暮らし
当然、漁業で生計を立てている人たちが多いと思われるのですが、その海が、下のように、魚の死骸が広がる海となってしまいました。
8月初旬のヌエバ・ベネシアの海岸
かなりの範囲に渡って死骸が広がっているようで、動画でも、その範囲の広さが確認できます。
大量死の原因は確定していないものの、藻の大発生による海中の酸素濃度の低下によるものではないかということです。
報道では、現地の海の水の色が「緑色になっている」ほど、藻が繁殖しているようですので、水中生活している生物には厳しい環境になっているようです。
この状態が改善しない場合、以前、チリの沿岸で続いた一連の大量死(過去記事一覧)のように、コロンビアの沿岸でも今後、魚の大量死が続く可能性もあります。
季節的なこともありますが、今や世界中の海が「藻」で覆い尽くされはじめていまして、影響が世界的な規模のものになるまでに、そんなに何年も何十年もかからないような気もします。