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韓国全土に「日本脳炎警報」が発令される

      2017/11/28

日本脳炎警を媒介するコガタアカイエカ
culex-tritaeniorhynchusjejuweekly.com

蚊といいますとと、今年は、ジカ熱とかデング熱などの話題が多いですが、これらの疾病はヤブカというものが媒介します。一方で、日本やアジア全域に生息するイエカという種類の蚊がいて、その中の「コガタアカイエカ」という蚊は日本脳炎を媒介します。

韓国の疾病管理本部では、定期的に韓国全土で蚊を採取し、その中のコガタアカイエカの割合を調査していており、その数が一定以上になった場合に「日本脳炎警報」が発令されることになっていますが、7月11日、その日本脳炎警報が韓国全土に発令されました。

日本脳炎とは下のような病気です。

日本脳炎 – 厚生労働省

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。

一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。

という、死亡率の高い病気ですが、ワクチンの普及により、今ではあまり発症を聞くことはなくなりました。

とはいっても、日本脳炎 – Wikipedia によりますと、今の日本でも、年間 10人程度が発症しているのだそう。

ワクチン接種のないアジア地域では、

世界では、南アジア、東南アジアを中心に西太平洋諸島、オーストラリアクイーンズ州北部での患者発生が報告されており、文献上2011年現在で年間68,000人の患者が発生し最大で20,400人が死亡したと推計されている。

日本脳炎 – Wikipedia

ということになっているようです。

日本脳炎の発生地域

国立感染症研究所

韓国の日本脳炎のワクチン接種状況は詳しくないですが、韓国も発生地域である以上は、ワクチン接種が一般的におこなわれていると思うのですが、どうなんですかね。

それにしても、今年は、「蚊」にまつわる話題が多いです。

nihon-nouen-worldその韓国の日本脳炎警報について、韓国メディアの記事をご紹介します。

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질병관리본부 전국에 일본뇌염 경보 발령
MK 2016/07/11

疾病管理本部、韓国全土に日本脳炎警報を発令

韓国疾病管理本部は、採集された蚊を分析した結果、日本脳炎を媒介する蚊である「コガタアカイエカ」が 500匹以上おり、全体の蚊の 50%以上であることが確認されたと明らかにした。

これに伴い、疾病管理本部は、全土に日本脳炎警報を発令した。

疾病管理本部は全国から蚊を採集し、コガタアカイエカの密度が一定基準以上になった場合や、日本脳炎の患者が発生した時、あるいは、媒介蚊から日本脳炎ウイルスが検出された場合には、日本脳炎警報を全土に発令することになっている。

また、疾病管理本部は、毎年、日本脳炎媒介蚊が最初に発見された際には注意報を発令する。 今年は4月はじめに慶南(キョンナム)、済州(チェジュ)において、はじめてコガタアカイエカを発見し、日本脳炎注意報を発令した。

すべてのコガタアカイエカが脳炎ウイルスを持つわけではない。

また、ウイルスを持つ蚊に噛まれても 95%は何の症状もない。

しかし一部は、脳炎に進行して、高熱、頭痛、腹痛および、けいれんを起こすことがあり、症状が激しければ、昏睡状態に陥ったり、意識障害が現れる。

疾病管理本部は、すべての蚊が日本脳炎ウイルスを有していることはないが、日本脳炎ウイルスを持つ蚊に刺された場合、脳炎に進行する可能性があるので、格別の注意が必要だと述べている。

日本脳炎の感染を予防するには、蚊の活動が活発な 8~10月下旬まで、家庭で防虫網を使う必要がある。

蚊が多い地域では、夜間の屋外活動は自制した方がよい。

やむをえず屋外で活動する時は、袖が長い服と長いズボンを履いて、虫除け剤などを使い、蚊に刺されないように注意しなければならない。

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