カリフォルニア州アルハンブラの In-N-Out レストラン。zerohedge.com
「選択」ではなく「着用禁止」
マスク着用に関しては、とにかく「無効性」と「有害性」だけが存在するものであるため、私自身は、してもしなくてもいい、という選択ではなく、
「マスク着用は禁止されるべきだ」
と以前から思っています。特に、小さな子どもではそうです。
(記事) マスクは「禁止」されなければならない。消毒も「禁止」されなければならない
In Deep 2022年6月30日
今の日本は、気温が上がってきたこともあり、多くの人がマスクを外すようになっていますが、こういう「なし崩し的」なのは良くない。
なぜなら、また何らかの感染症なり何なりが流行して、政府やメディアや、あるいは娯楽施設やスーパー、コンサートホールなどが「マスクの着用をお願いします」と再度言い始めた場合、
「またすぐに元に戻ってしまう」
可能性があるからです。
マスクは何も予防しないというだけではなく、あらゆる面から身体に有害です。
(記事) これまでで最も大規模なマスクの副作用に対してのドイツでのメタ研究は「新型コロナ感染症より長期のマスク着用のほうがはるかに健康に有害」と結論付ける。特に児童には壊滅的
In Deep 2021年5月1日
それがどんな状況であっても、「着用しないほうが、はるかにいい」のです。
そんな中、アメリカのハンバーガーチェーンである In-N-Out が、
「店員のマスク着用を厳密に禁止する」
と通達しました。「選択」ではなく、私が望んでいる「禁止」です。
これについて、米 CNN や、ロサンゼルスタイムス、ブルームバーグなどが、いっせいに「やや非難めいて」報じていました。
In-N-Out は、日本では展開されていないですので、あまり知られていないですが、Wikipedia によると、カリフォルニア州、ネバダ州、アリゾナ州、ユタ州、テキサス州に 310店舗ほどを展開しているということです。マクドナルドは、アメリカで 1万4000店舗を展開していますので、それに比べれば小規模なチェーンですが、西海岸などでは人気のチェーンらしいです。
以下は、In-N-Out の従業員に送られたメールの一部です。
冒頭は以下のように書かれています。
(従業員に送信されたメールより)
> 親愛なる従業員の皆様へ
>
> 当社では、すべての個人の健康と幸福を考慮しながら、顧客サービスと従業員の笑顔や、その他の顔の特徴を表現する能力の重要性を強調する新しいマスクガイドラインを導入します。
(追記) メール全文を記事「アメリカの In-N-Out バーガーが「マスク着用禁止」を従業員に通知したメール全文」に掲載しました。
なお、今回、店員のマスク禁止の措置がとられるのは、アリゾナ州、コロラド州、ネバダ州、テキサス州、ユタ州の店舗ですが、カリフォルニア州とオレゴン州は「禁止ではなく、店員の選択」となっています。その理由は、ゼロヘッジによれば、
> カリフォルニア州とオレゴン州には、雇用主による「マスクの禁止を禁止する法律」がある。
のだそう。つまり、これらの州では「マスクを禁止する」とすること自体が「犯罪」になるようです (すごい州だこと)。
いずれにしても、少なくともパンデミックのこの3年半などの間に「マスクを禁止する」と正式に決めた企業について聞いたのは、これが初めてです。
なお、この In-N-Out は、以前、「顧客の入店の際にコロナワクチン接種の有無を確認するように (アメリカでは、接種証明がないと店内では飲食できない時期があった)」という政府からの通達があった時にも「それを拒否」していました。
CNN は「 In-N-Out はルール違反を繰り返している」というように報じていますが、この報道を見ていますと、アメリカでもマスクの問題はまだ終わっていないと知ります。つまり、体制側は「機会があれば、ぜひまたマスク着用を義務化したい」と考えているようです。
その CNN の報道をご紹介します。
In-N-Out、一部の州で従業員のマスク着用を禁止
In-N-Out bans mask wearing for employees in some states
CNN 2023/07/18
ファストフードチェーン In-N-Out が発表した新たな方針による と、米国 5州の In-N-Out の従業員たちは、「顧客サービスの重要性を強調」する新会社ガイドラインの一環として、顧客に特に笑顔を見せる必要性から、マスクの着用を禁止される。
従業員宛ての電子メールには、8月14日から、新型コロナウイルス感染症のためにマスクを着用したいと考える従業員は「この要件を免除される有効な医療記録」が必要になると記載されている。
この政策は、アリゾナ州、コロラド州、ネバダ州、テキサス州、ユタ州にある約 100店舗のレストランの従業員に適用される。
カリフォルニア州とオレゴン州のレストランでは従業員のマスク着用を禁止できない方針で、従業員は会社支給の N95マスクを着用を選択としている。In-N-Out の店舗の大部分はカリフォルニアにあり、391店舗中約 300店舗ある。
従業員に送られたメモには以下のように記載されている。
「私たちは、すべての人たちの健康と幸福を考慮しながら、顧客サービスと従業員の笑顔やその他の顔の特徴を見せる能力の重要性を強調する新しいマスクガイドラインを導入します」
診療室や検査技師など、マスクを着用しなければならない従業員たちは着用禁止を免除される。
In-N-Out は従業員に対し、医療記録には「免除の理由と推定期間を明確に記載する必要がある」と述べた。承認されれば、会社支給の N95マスクを着用できる。
「私たちの目標は、In-N-Out が知られている 2つのこと、つまり優れた顧客サービスと健康、安全、品質に関する比類のない基準のバランスをとる、安全で顧客中心の店舗とサポート環境を提供し続けることです」
このようにメモには書かれている。
In-N-Out は CNN のコメント要請にすぐには応じなかった。
メモには、その新しい方針は「進化する健康ガイドラインに準拠している」と書かれている。しかし、アメリカ労働安全衛生局は、すべての店舗の従業員たちにマスクを着用することを推奨している。
現在は国全体でのマスク着用義務はなくなったが、保健専門家たちは、感染しやすい人はレストランなどの混雑した屋内空間では、依然としてマスクを着用することを望むかもしれないと勧告している。 (※訳者注 「感染しやすい人は…」 ← 意味不明)
In-N-Out が Covid のルールに違反するのはこれが初めてではない。
2021年、サンフランシスコ近郊のコントラコスタ郡の店舗は、当時屋内での食事に必要だった顧客のワクチン接種状況の確認を望まなかったため、一時閉店した。
当時、In-N-Out は声明で以下のように述べた。
「私たちIn-N-Out は、いかなる政府のワクチン接種警察になることも拒否します。レストラン従業員たちに、サービスを提供できる人とそうでない人に顧客を分けるよう強制するのは、不合理で、侵略的で、安全ではありません」