廃墟と化したヴァージン諸島のセント・トーマス島を歩く女性 9月9日
イルマ通過後のセント・マーチン島のフランス領側のリゾート地
そのセント・マーチン島にイルマが来る前の風景
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アメリカ本土に上陸した中では史上最強クラスだったハリケーン・イルマは 9月12日にフロリダ州において熱帯低気圧に変わり、現在は勢力もあまりありません。予測されていたより早く勢力が衰えたために、アメリカ本土での被害は(十分に大きなものとはいえ)当初考えられていたよりも低く済む可能性が高くなっています。
しかし、時間が経つにつれて明らかになってきたことは、アメリカに到達する前にイルマが最大の勢力で上陸したカリブ海の島々の「壮絶な壊滅状態」でした。
カリブ海諸国とは、おおむね下のような地域をさします。
カリブ海地域
・Google Map
この中に、この地図では示されていない小さな島々がたくさんありますが、多くはとても美しい海と景観などを持ち、観光地としても知られる場所となっています。
それらの多くの島々が、今回のイルマによって、文字通り「壊滅的」な被害を受けました。島によっては「 建物の 95%が破壊された」(バーブーダ島)という場所さえあります。
島の建物の95%が破壊されたバーブーダ島の様子
これらの国々は、島によって事情は異なるとはいえ、たとえば、アメリカなどのように、災害の後からただちに復旧が始まり、生活も観光も迅速に元に戻る、ということにはならない場所もあります。
イルマに破壊されたカリブ海諸国のいくかつの写真をご紹介したいと思います。
イルマが去った後のカリブ海の島々 2017年9月9日から12日
ヤシの木が残らず破壊されたセント・マーチン島のビーチ
完全に破壊されたヴァージン諸島の著名なヨットクラブ「ビターエンド」
・CNBC