2019年2月9日のサウジアラビアの報道より
昨年以来、アラビア半島では、豪雨や洪水が何度も発生していまして、最近では、1月の終わりに以下の記事で取りあげた洪水がありました。
その大洪水から、10日ほどしか経っていない 2月9日ころから、サウジアラビアで大雨が降り続き、またも洪水に見舞われていることが報じられています。
1月の終わりから断続的に続く豪雨と洪水により、これまで、サウジアラビア全土で 14人が死亡していると伝えられています。
そして、各地で、家屋や施設、道路などが洪水により大きな被害を受け続けているそうです。
まあ、もともとサウジアラビアのインフラは「大きな洪水を想定していない」上で築かれたものでしょうしね。
洪水の後の道路の様子
大雨で溢れるサウジアラビアのダム
サウジアラビアの気象ニュースを見てみますと、2月9日頃から現在(2月13日)に至るまで、「サウジアラビアのどこかでは雨が降っている」という、何だか、日本の梅雨時のような天気状況となっています。
毎日、サウジアラビアのどこかの上空を悪天候を伴う低気圧が通過しています。
そして今年の日本は、本州などを中心に、実に雨が降らないカラカラの状態が続いていますので、今のサウジアラビアは「日本より多く雨が降っている」という状況とも言えるかもしれません。
本来は、この時期の日本の雨量はサウジアラビアの 5倍から 10倍はありますが、どう見ても、今はサウジアラビアのほうが雨量が多いです。
そう考えますと、今のサウジアラビアの気候は確かにおかしいですが、今の日本の気候も十分におかしいということに気づきます。