大量死 異常な現象 疾病と感染症

A群連鎖球菌により死亡あるいは重い障害を負った小さな子どもたちの事例。多くの国で2023年までの症例の増加率は数百パーセントに

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小さな子どもたちの免役の異常が拡大する中で

2022年から 2023年頃にかけて、世界各地で「小さな子どもたちのさまざまな疾患」が、やや信じられないようなペースで拡大しています。

以下の In Deep の記事で示しましたのは、その一部ですが、呼吸器感染症から小児ガンや胃腸障害などにいたるまでの幅広い子どもの疾患が増えています。

[記事]日本でもフィンランドのようなことが子どもたちに起きているのだろうか…。仮に永続的な免疫抑制の影響だとすると、子どもたちの未来は?
In Deep 2024年2月11日

 

最近、カナダの医学者であるウィリアム・マキス博士が、「A群連鎖球菌で亡くなったり、障害(主に手足の切断など)小さな子どもたちの、いくつかの症例」についての記事を投稿していました。

マキス博士の紹介していた事例では、A群連鎖球菌により敗血症に至って死亡したり、障害を負った事例が載せられています。また、「さまざまな病原体に重複感染している」例も見られます。

なお、マキス博士は、

> オーストラリアの子供たちの重症連鎖球菌A型感染者数はパンデミック以来 500%以上増加し…

と記していますが、この傾向は多くの国で似た傾向である可能性があります。たとえば、以下はデンマークのA群連鎖球菌の症例数の推移です。

デンマークの2019年から2024年1月までのA群溶血性レンサ球菌の症例数の推移

ssi.dk

2022年頃から、1歳〜 4歳に関しては、それ以前と比べて数百パーセントの増加となっています。

なぜ、最も小さな子どもでだけ、このような異常な事態が起きているのか、あるいは、なぜ、ここまで免役の状態がひどくなってしまっているのか。その正確なところはわかりようもないですが、パンデミック中の対策のさまざまな複合要因によるものなのかもしれません。

ウィリアム・マキス博士の記事をご紹介します。





溶連菌性敗血症により死亡または障害を負った子どもたち

Children Dying or Disabled from Strep A Sepsis
Dr. William Makis 2024/02/19

オーストラリアの子供たちの重症連鎖球菌A型感染者数はパンデミック以来500%以上増加し、2023年に入っても増え続けている。これは、1歳から9歳までの子供たちの悲劇的な症例の一部だ。

2023年7月– アイルランド・ドロヘダ

8歳のバーバラ・データさんは、2023年5月に溶連菌性敗血症性ショックを起こした。多臓器不全と心停止を引き起こしたが、彼女は生き残った。しかし敗血症性ショックの結果、彼女は 2023年7月に両足の膝下を切断し、両手の指の一部を失った。(バーバラさんへの募金ページ GoFundMe はこちら

2023年 11月20日– コロラド州アルバダ

5歳のライラン・ホーランちゃんは、侵襲性連鎖球菌と敗血症と診断されて入院している。彼女は胸腔チューブを使って肺内の水を取り除く手術を受ける予定だ。(ライランちゃんへの募金ページ GoFundMe はこちら

2023年8月28日 – オーストラリア・バサースト

5歳のキャシー・カシス・サットンちゃんは風邪をひいた後に、連鎖球菌A型感染症で死亡した。(ピープル誌の報道

2023年8月 – オーストラリア・メルボルン

生後16か月のギルシラット・カウルちゃんは熱を出し、かかりつけの医師からは何でもないと言われた。その後、彼女は連鎖球菌A型感染症を発症し、腎不全、指先の壊死などで 2カ月の命との戦いに費やし、歩くこともできなくなった。(デイリーメールの報道

2023年3月25日 – カナダ、オンタリオ州キッチナー

5歳のクインテッセンス・ヘンダーソンちゃんは健康な子どもだったが、風邪をひき、病院で急速に症状が悪化し、肺炎と敗血症と診断された。 12時間以内に彼女は死亡した。(Yahoo! の報道

2023年3月25日 – 英国

アイラ・グリフィスちゃんは、重篤な溶連菌A型感染症を患い、2023年3月25日に救命支援が必要な状態でセント・メアリーズ病院に緊急搬送された。この病気が彼女の全身を襲い、敗血症ショックを引き起こした。扁桃炎、肺炎、そして彼女の多くの臓器が臓器不全に陥った。(アイラちゃんへの募金ページ GoFundMe はこちら

2023年3月4日– カナダ・オンタリオ州

2歳のネバエ・ミューリーちゃんは、兄弟が風邪を引いた後、連鎖球菌A型感染症で突然死亡した。(Yahoo! の報道

2023年2月28日 – オーストラリア・クイーンズランド州ウーロンガバ

2歳のニコール・ウィリアムズちゃんは、とても明るく、幸せで健康な女の子だった。彼女は通常の症状でインフルエンザに感染したが、急速に悪化し、病院に運ばれた。そこで心停止に陥り、ICUで 2日間過ごした後、連鎖球菌性敗血症の合併症で亡くなった。(GpFundMe

2023年2月23日– 米イリノイ州

7歳のローズ・タイラー・クンクスさんは、連鎖球菌性咽頭炎により突然死亡した。(報道







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