ミニ氷河期の到来 異常な現象 異常気象

中国とロシアの国境にあるハンカ湖に「強烈な寒波と風」により高さ20メートル、長さ数キロに及ぶ巨大な「氷の壁」がたった数日で形作される

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ロシアと中国の国境沿いにある湖に立ち昇った20mの高さの「氷の壁」

CCTV

氷の壁の頂上の様子

CCTV

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中国とロシアの国境にあるハンカ湖(中国ではシンカイ湖 / 興凱湖)で、2017年の年末に「強烈な寒波によって湖上に氷の壁が作られる」という事態が発生したことが中国の国営通信 CCTV(中国中央電視台)により報じられました。

中国の科学者によれば、これまで起きたことのない出来事のようです。

 

CCTV

報道は 2017年の 12月30日におこなわれましたが、「数日前まではこんなことにはなっていなかった」のだそうで、その数日のうちに高さ 20メートルに及ぶ巨大な氷の壁が出来上がったようです。壁の長さは数キロに及ぶのだそう。

この地域のここ1週間ほどの最低気温は氷点下 20℃を大きく下回り続けていました。

このハンカ湖という場所は、下の位置にあります。

ハンカ湖の位置
Google Map

地図を見る限り、札幌からなら「東京より近い位置にある」という場所であるようで、緯度的にも北海道の北部と同じくらいの場所です。

ここから考えますと、北極からの冷たい寒気がもう少し強く流入してきた場合は、北海道あたりも同じような強い寒気にふれることもあり得るのかもしれません。

もちろん、ただ気温が低いだけでこのような現象が起きるわけもなく、相当強い風が湖の湖面に吹き荒れ、それにより「大きな水の塔」のようになったものが凍結してしいったのだと考えられます。

夜明けに氷の壁に登る人たち

CCTV

 

そして、前回の記事でご紹介しました「寒波に見舞われているアメリカ」ですが、こちらも地域的に凍結の状態がさらにすさまじいことになっていまして、これまで見たことのないような氷河期的光景が多くの場所に広がっています。

2018年1月1日 米国ミネソタ州スーペリオ湖の湖岸

Lake Superior Grand Marais

今後の天候の状況次第では、このロシアの湖と同じような「異様な現象」が世界各地のわりと多くの場所で見られそうです。







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