2016年9月2日の太陽
8月30日頃から、太陽の表面に巨大なコロナホールが出現し、9月3日現在、さらに面積が拡大しています。
コロナホールというのは、その温度が低いため周囲よりもはるかに暗く見えるために、X線で観測すると、上の写真のように「暗い穴」が開いたように見えるために、コロナホールと呼ばれます。
下の写真は 8月30日のもので、コロナホールがその頃より今のほうが拡大していることがわかります。
2016年8月31日の太陽
Sponsored Link
コロナホールは下のような感じで磁気を噴出します。
そのため、巨大なコロナホールが地球に面している際には、地球の地磁気が乱れることが多く、今現在も地球はかなりの磁気嵐に見舞われています。
今後 24時間などの間も地球の地磁気はかなり乱れると予測されています。
NICT の宇宙天気予報より
・NICT
この磁気嵐のために、地球では各所で見事なオーロラが観測されていますが、南極では、下のようなオーロラが「踊るように出現」したそうです。
南極のインド観測局マイトリ基地の上空 9月1日
地球は、もうしばらくの間、この磁気嵐の影響を受け続けることになりそうで、具体的にどんな影響があるかはわからないですが、何らかの「通常とは違う気配」は生じるのかもしれません。