戦争の時代 最期の食糧危機 異常な現象

アメリカ食品医薬品局が、「遺伝子を組み換えた豚肉」を販売することを承認

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遺伝子組み換えされた豚肉から作られたドイツ風ソーセージ。dailymail.co.uk




 

遺伝子改変された食肉が、じきに販売網に

まあ、遺伝子組み換え食品というのは、もう日常になっていまして、農作物にしても、そのようなものを避けているような気になっていたとしても、菓子類などを含む加工食品や、あるいは外食などでは、どんなものが使われているかはよくわかりません。

アメリカのファーストフードチェーンの鳥肉製品では、「平均で鳥肉は 60%ほどしか使われていない」とする英デイリーメールの報道が最近ありました。以下に翻訳しています。

(報道) 人気のファースフードチェーン 14社が、海藻、牛肉、大豆、オーツ麦、木材などを使用し、鶏肉ベースの商品をどのように増量しているか (2023/05/10)

 

チキンナゲットだとかチキンサンドだとかの鳥肉ですが、なんだかもう、いろいろなものが入っているのですけれど、木材、なんてのも入っているものもあります。次第に外食の食品もブラックボックスの世界となってきています

 

それはともかく、アメリカ食品医薬品局 (FDA)が、

「遺伝子組み換え豚肉の販売を承認した」

ということが報じられていました。

 

遺伝子編集ツールの CRISPR (クリスパー)を使って、遺伝子編集した豚について承認されたようですが、理屈は難解ですが、「次世代にもその DNA が伝わるようにしている」ようです。

どんどん遺伝子編集された豚さんが増えていくということですかね。

 

遺伝子の編集は、どんなものであっても「良くない」ということは、以下の 2021年の In Deep で書かせていただきました。

[記事] 遺伝子編集を発端としたヒトを含めたあらゆる生物種の完全な絶滅への道筋が見えてしまった
 In Deep 2021年9月29日

 

染色体において、数十〜数千箇所に及ぶ崩壊と再編成がおこる現象である「クロモスリプシス(染色体破砕)」ということが起きる可能性が高まるのです。

このクロモスリプシスという現象が起きた場合、「急速にガンが発生する」可能性が高くなります

そのこともあり、農作物でも動物でもワクチンでも、遺伝子の編集というのは、本当によくないものなんですけれどねえ…。

さらに、アメリカでは、比較的近いうちに「豚への mRNA ワクチン接種」が始まることが確認されていまして、この mRNA ワクチンの場合、塩基の一部が修飾 (編集)されていますので、アメリカで流通する肉が、遺伝子編集と関係しているものばかりになっていく可能性もあります。

FDA の遺伝子組み換え豚肉の販売の承認についての報道です。




 


FDAが、遺伝子組み換え豚肉をスーパーマーケットの販売棚に並べることを承認

FDA approves genetically modified pork for super market shelves
Post Millennial 2023/05/21

GMO 豚肉はソーセージとして販売され、人間の消費に十分な栄養を与えると伝えられている。

遺伝子組み換え豚の販売がアメリカ食品医薬品局(FDA)によって正式に承認されたため、 米国人は「ソーセージ」不足を心配する必要はないようだ。

ワシントン州立大学の科学者たちが、より「望ましい」と思われる DNA を取り出し、その DNA を人工的に他の家畜に注入する遺伝子編集ツール CRISPR を使用して、この改変豚肉を開発したとデイリーメールが報じた

GMO 豚肉はドイツ風ソーセージとして販売され、人の消費に十分な栄養を与えると伝えられている。

このプロジェクトの研究を主導した米ワシントン州立大学のジョン・オートリー教授は、このプロジェクトの重要な目標は、肉の品質向上だけでなく、家畜が過酷な環境でも成長できる能力を向上させることであり、それが発展途上国でのタンパク質源の増加に役立つと説明した。

教授は、以下のように述べた。

「これらの動物を作る本来の目的は、人間への食料供給の方法を改善することでした。そのためには、FDA システムと協力してこれらの動物を実際に食物連鎖に参加させることができない限り、それは不可能なのです」

オートリー氏と研究チームは、承認を得るために FDA と緊密に協力した。彼のチームは、遺伝子組み換え動物から作られた食品が消費しても安全であることを FDA に証明するために、5頭の豚に CRISPR を使用した。

オートリー氏にとって、学術機関が FDA の認可を受けるという成果は、プロジェクトの成果と同じくらい満足のいくものだった。

デイリーメールによると、研究チームは 1頭の雄豚から最も望ましい DNA を選択し、代理種牡豚を使ってその形質を他の豚に受け継いだ。

これはナノス遺伝子をノックアウトして雄動物を不妊化する技術だ。

(※) ナノス (nanos)遺伝子とは、動物の生殖細胞の形成過程で働く遺伝子らしいです。筑波大学の文章がわかりやすいです。

 

不妊手術された豚には、最も望ましい豚の幹細胞が移植され、豚は精子を通じて望ましい形質を次世代に伝えることができる。

2歳の豚が、ワシントン州立大学食肉加研究所で処理され、その肉は米農務省によって検査された。

デイリーメールによると、FDA は代理種牡豚から生まれた子豚の販売はまだ承認していないが、食物連鎖に加えられるよう検討中だという。

このプロジェクトには約 2年かかり、数十万ドル (数千万円)の費用がかかった。

遺伝子組み換え生物を巡る偏見が強い中、オートリー教授はよくある誤解を払拭したいと考え、GMO 食品は安全に摂取できると反論した。

「ワシントン州立大学は科学を重視しています。この研究が有効であり、私たちが生産する動物たちが健康であることを確認したいのです」







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