2019年9月20日 噴火する桜島。鹿児島市名山町から撮影
鹿児島県の桜島で、非常に激しい火山活動が続いています。
9月9日から「山体膨張」と呼ばれる地殻変動が観測されていましたが、その後、9月16日に、噴煙が 2800メートルの高さに達する大噴火を起こしました。
9月16日の噴火
これで山体膨張が解消したために、噴火活動が収まるかとも思ったのですが、火山活動はむしろ活溌化しまして、9月16日から 20日までの間に、
・噴火 25回
・そのうち爆発的噴火 8回
という非常に激しい活動が続いています。
そして、9月20日、今回の一連の噴火の中で最も激しい「噴煙の高さが 3400メートル」に達する大噴火が起きたのでした。
2019年9月20日 桜島
・nob
この夏は、世界の火山活動は比較的穏やかだったのですが、9月に入り、また活溌化しています。特に、イタリアの火山、インドネシアの火山、カムチャッカ半島の火山などが活発な火山活動が発生している中、桜島も非常に激しい活動となっています。
火山活動が活溌化する時には、特に環太平洋火山帯において連動する動きが見られるこことが多く、今後また火山活動が活溌化する段階に入る可能性もあります。